北風に冴える唄声 [日本]
中村とうようさんが絶賛していたという「ニシブチ(北風)〜沖永良部島に生きた人と唄の記憶」(2000年リリース)。
販売元の満月レコードでラスト一枚を入手。滑り込みセーフ。
カセットレコーダーで録音されたものだから海賊盤並の音質だけれど、一曲目からビンビン響く三線と唄声が聴こえてきてしびれる。
アドリブでの掛け合いで延々と続いていくとこなんてスリリングだし、音質が気になるのは最初だけで、音楽にみなぎる生きる力に聴いてるこちらもパワーをもらえる。
今年は戦前のカントリーブルースやベルベル音楽など剥き出しの唄が味わえる音楽にことのほか惹かれてきたけれどこれもそんな一枚。虚飾のない音楽に例年以上に惹かれるのは震災を経験して表面的な心地よさやカッコつけには何も感じられないから。
日本の民謡には興味はあってもなかなか手を出せないでいたけど、こんな唄ならいくらでも聴いていたい。
こんな唄が今も沖永良部島では普通に聴けるのだろうか。
ともあれ貴重な文化遺産だと思います。
ここでまるごと聴ける。
http://e-erabu.net/takara/index.html
2011-08-11 21:31
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