彫刻家エル・アナツイのアフリカ@埼玉県立近代美術館 [イベント]
昨年から日本国内を巡回していた「彫刻家エル・アナツイのアフリカ」。
近くにやってきたので見に行ってきた。
上の写真の織りもの、何で出来てると思いますか?
全てアルミの瓶のキャップやラベルをつなぎ合わせて出来てるんです。
文明の産物である無機質なモノを使っていながら、離れて見ればそれは「アフリカ」的としかいいようのない作品。
目の前で見上げれば圧倒されるというよりは、その織りものに柔らかく包まれるような気になるのが不思議。
会場に設置されたモニターで本人のインタビューが流されていたが、大学で長く教鞭をとっているだけに、アーティストというよりは教育者という感じの落ち着いた物腰。
「織りもの」も西欧のアートの動向や方法論、アフリカの歴史など全て考え合わせたうえでの知的にコントロールされた作品のようだ。
木で出来た作品も素直にアフリカ!って感じで面白かったですが、やはり大きな「織りもの」やでっかい「ゴミ袋」が素直に「すっげーなぁ!」と感嘆。
まだ開催されたばかり。お近くの方は是非どうぞ。
2011-07-03 23:57
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