生真面目さも良しのラテン・ジャズ [R&B/JAZZ/etc]
ブライアン・リンチの新作「Songbook Vol.2: Dance The Way You Want To」。
自作曲を集めたアルバムでSongbook Vol.2とありますが、昨年出たVol.1は普通のジャズで、本作は私の好物であるラテン・ジャズ作になってます。
Spheres Of Influenceというグループとの共同名義となっていて、パーカッション入りのクインテットに曲ごとに異なるサックス奏者が加わる編成。ラテンバリバリって感じでもなく、クールでジャジーな良い塩梅のラテン・ジャズ作に仕上がっていて、気分よく聴けますね。どの曲も比較的長い演奏時間で、プレイヤーのソロもたっぷりと味わえる。
ブライアン・リンチはかっちりとまとまった曲とアレンジが、正直ちょっと生真面目過ぎて面白みに欠けるんですよね。このアルバムもそうなんだけど、まぁ優等生がしっかりと期待されるとおりの結果を出した作品って感じですかね。全然褒めてるように聴こえないかもしれないけど、秀作です。
CDだと2枚組で、追加曲ではなく、全曲のラジオ・エディットと称する短縮ヴァージョンが入っていて、これって何の意味があるんだろう?一枚でいいのに。
あと、グラミー受賞作「The Omni-American Book Club: My Journey Through Literature In Music」と同じ人だと思うけど、ジャケのイラストが良いな。
2022-10-31 21:39
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