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ムードについて [ひとりごと]

ジェイムス・ムーディの「I'm in the Mood for Love」をヴォーカリーズ化した「Moody's Mood for Love」はヴォーカリーズ曲としては最も有名なものかも知れない。
僕がこの曲を初めて聴いたのはヴァン・モリソンが93年作「Too Long in Exile」で取り上げてたから。Youtubeをあさるとこの曲はほんとたくさんの人が歌ってる。エイミー・ワインハウスも歌ってますね。
最初にヴォーカリーズしたのはキング・プレジャーだと今の今まで勘違いしてました。最初にやったのはエディー・ジェファーソンでした。

でもこの曲についてちゃんと調べてみると、そもそも「I'm in the Mood for Love」という曲は映画で使われた歌入りの歌曲(ジミー・マクヒュー作曲、ドロシー・フィールズ作詞:1935年)で、フランシス・ラングフォードという女性歌手が最初に歌ったとのこと。
それをジェイムス・ムーディが取り上げ、そのムーディのアドリブ・ソロにエディー・ジェファーソンが詞をつけたのが「Moody's Mood for Love」ってことなんですね。
普通ヴォーカリーズというのはインスト曲の楽器ソロとかに歌詞を乗っけることが多いですけど、これはもともと歌入りのポピュラーソングだったのか。ちょっとややこしい。

これがおおもとのオリジナル。


これがジェイムス・ムーディ版。なるほど。これを聴くと途中のエディー・ジェファーソン版はファルセットで、キング・プレジャー版はブロッサム・ディアリーが歌ってい部分はピアノ・ソロだったんですね。


ヴォーカリーズ版は言ってみれば、オリジナルとはコード進行が同じ異曲という関係になるのかなぁ。ムードは全く一緒。当たり前か。
スマートさとは程遠い無骨なヴァンのヴァージョン。途中ジョージー・フェイムとキャルル・ケニヨンが洒脱に決めてくれます。

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