70年代ブラック・ジャズのスピリットを現代に [R&B/JAZZ/etc]
贔屓のラテン・ジャズ兄弟カーティス・ブラザースの新作「Completion of Proof」。
でも、今回はラテン・ジャズというよりハード・バップ。
というか70年代ストラタイーストみたいなブラック・ジャズといったほうがいいか。
ジャケもそんな感じ。
なっかなか熱くて濃い演奏を聴かせてくれます。
一曲目の「Protestor 」のプロモ?映像を見ると、マルコムXの演説がコラージュされてたりしてかなりメッセージ色が濃そう。曲のタイトルからしてそんな感じだ。
http://www.youtube.com/watch?v=_8bP_IBP0H4
こいつらまじめなんだなぁ。
そのまじめさがほほえましくもあり、音楽的にはちょっとスタイリッシュすぎるかな。
本人たちはきっとジャズを通じて社会を変革していこうという高潔なスピリットを持ってやってるんだろう。だいたいレーベルの名前がTruth Revolution Recordsだからね。
ドラムにラルフ・ピーターソン、アルトにドナルド・ハリソン、テナーにジミー・グリーンなんていう人選から想像できる音がそのまま飛び出してくる。
特別驚きはないけど、これだけ熱い演奏を聴かせてくれるんだからよしとしよう。
聴き応えは十分あり。
70年代ブラック・ジャズのファンにはおススメ。
2011-11-30 23:22
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