海獣の子供 [本]
五十嵐大介『海獣の子供』。
つい最近知ったマンガ。いろんな賞を受賞しているようなので、その筋では有名な作品なんだろう。
いやーこれはなかなか壮大な物語ですね。
アニミズム的世界観とでもいえばいいのか。
というとジブリ映画を思い出したりしますが、個人的にはジブリ映画は苦手なんだけど、これは素直に物語世界に没入できました。
説教臭いところがないからかな。
私たちはどこから来てどこへ行くのか。
今だからこそ自然とそんな物語にピントがあったのかもしれない。
今必要とされている物語だとも強く感じた。
まだ連載中で完結していないので、物語の決着の付け方次第では評価は変わってしまうかも。
ありきたりなヒューマニズム的オチや解釈は読者にまるなげするようなラストにならないといいのだけど。
絵は独特で好き嫌いがあるかもしれないけど、とても味のある魅力的な絵だと思います。
こちらで試し読みをどうぞ。
http://www.ikki-para.com/tameshi/kaiju/index.html
2011-08-21 23:02
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