パリ20区 僕たちのクラス

移民が多く暮らすパリ20区の公立中学校。正しい国語を身につけさせることこそ生徒たちの将来の幸福につながると信念を持つフランス語教師のフランソワだったが、様々な出身国を持つ24人の生徒たちが混じり合う新学期の教室で、思いがけない反発や質問に翻弄されてしまう。去年は素直だったクンバは反抗的な態度で教科書の朗読さえ拒否する始末だ。また、自己紹介文を書かせる課題が大きな波紋を巻き起す。

ローラン・カンテ監督「パリ20区 僕たちのクラス」。
カンヌ・パルムドール受賞作。
教師役を演じるフランソワ・ベゴドーが原作者。
実際に教師だったこともある彼がその経験から生まれたもののよう

子供たちをはじめ出演者の演技もよかったけど、アフリカやカリブからの移民のいるフランスの学校のリアルな現場からのドキュメンタリーのような映画という以外の感想はない。