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花に染む [本]

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比々羅木神社の息子・圓城陽大は兄・陽向、従姉妹の雛と共に弓道に励んでいた。神社の隣の畳店の娘・宗我部花乃は、陽大の流鏑馬姿を見て心を打たれて弓道を始め、現在は圓城兄弟と共に倭舞中学の弓道部で弓を引く日々。しかしある日、比々羅木神社の宝物殿から出火、その中には……!?

数年前、「天然コケッコー」という映画を見た。
全然期待していなかったけど、見たらとてもいい映画だった。
原作がくらもちふさこという人のマンガだということを知ってわざわざマンガ喫茶へ行って読んだくらい。田舎の高校生のお話なんだけど、なんでそんなに気に入ったのか自分でもよくわからない。

映画もよかったけど、マンガも面白かった。そして、思いっきりはまった。
僕は特別マンガにくわしいわけではないが、コマ割りやマンガでしかありえないような描写、ほとんど実験的といっていい手法に驚いた。それが決してアングラではなく、メジャーなマンガとして成り立っていることにも驚いた。

僕は定期購読しているマンガ雑誌などないし、それまで少女マンガを読んだこともない人間だ。
くらもちふさこという人がベテランの有名漫画家だという事もその時始めて知った。

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ちょうど、その時「コーラス」という雑誌で連載していた「駅から5分」という作品も読んでみたらこれも面白かった。さすがに雑誌を定期的に講読することまではしなかったけど。
その作品は3年前くらいから毎年1冊ずつ単行本がでているので今年も新刊がでているかなと調べてみたら、新たに「花に染む」という作品が発表されていた。

これは「駅から5分」という作品のスピンオフ的作品なのか、こっちをメインに据えてしまったのか分からないけど、つながりのある作品ではある。
「駅から5分」も不思議というか実験的というか面白かったけど、こちらも面白い。

この人の絵はいわゆる少女マンガといって想像するような目の中にお星様がきらきらしているような絵ではないのであまり抵抗なく読める。
面白いマンガが読みたい人にぜひおすすめします。
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