クロッシング／やさしい嘘と贈り物

中国との国境に近い北朝鮮のとある寒村で、親子三人で暮らすヨンスは、肺結核にかかった妻の薬を求め、命がけで中国へ渡る。しかし、脱北の罪で追われる身となり、北朝鮮に戻ることができなくなってしまったばかりか、他の脱北者たちとともに韓国に亡命することになる。その間に病状が悪化した妻はとうとうかえらぬ人に。一人残された11歳の息子・ジュニは、父を探しに、あてのない旅に出るのだが…。

キム・テギュン監督「クロッシング」。
ここで描かれる悲劇にはもちろん胸を打たれるが、正直予告編を見ただけで内容はある程度想像できたし、それを上回る何かがあるというわけでもない。
北朝鮮・脱北者の現状をできる限りリアルに再現した映画という以外感想はない。
父親を演じたチャ・インピョは力演でした。



アメリカの小さな町に一人暮らしをする年老いたロバートは、孤独な日々を過ごしていた。そんなある日、メアリーという美しい女性に出会い、彼の日常は心躍るすばらしい日々へと変わっていく。しかし、次第に明かされるのは、実は彼が恋した女性は自分の妻で、全てを忘れてしまっているロバートを家族がかげで支えていたことだった…。

ニック・ファクラー監督「やさしい嘘と贈り物」。
タイトルにある「やさしい嘘」というのはストーリー上は最後まで隠されているのに、予告編などではその嘘を明かしてしまっていて、やっぱりあれは見る人には明かすべきじゃないと思った。見てればなんとなく分かるとはいえ。
いかにもアメリカ映画らしいヒューマン・ドラマ。

Astral Tunez 2010-10-17



今日聴いた５曲。
1.Underground Angel／George Clinton & The P-Funk All Stars
2.Oriente Es Otro Color／Cecilia Todd（画像）
3.芳草無情(蘇幕遮)／鄧麗君
4.Solos Tu Y Yo／Tito Puente
5.Yonder Come The Blues／Jakob Dylan