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ブレないワスル魂 [アフリカ]

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コートジボワール出身、マリにルーツを持つファトゥマタ・ジャワラの新作「LONDON KO」。
最初に公開されていた「NSERA」がカッコよくって、楽しみにしていたんですよね。
でもアフリカ音楽ファンにはデイモーン・アルバーンが関わっているのはマイナス材料でしかないし、出てからもあんまり評判がよろしくないみたい。

僕はそもそも前作も前々作も聴いたことなくって、どうも前作がかなり評価が高かったみたいなので、そっちを買った方がいいのかな?とも思ったんですが、長年の経験上、やっぱり自分が一番最初にピンと来たもののをチョイス。

なので前作との比較はできませんが、本作はソウルやロックなど米国音楽よりの作品ですかね。でも彼女が歌えば紛れもなくワスルなメロディが音楽を染め上げ、その米国音楽との混淆具合も今年の僕の音楽的嗜好にぴったりあってるせいか、楽しくノリノリで聴けるってわけです。

ロンドン、ニューヨーク、パリなど世界各地での録音の様でアンジー・ストーンやロベルト・フォンセカなどゲストもいますけど、主役のファトゥマタ・ジャワラの存在感=ワスル感が全編を覆っていて、たとえクラブ・ミュージック的な曲でも一本筋は通っていてブレはない。
ベスト・トラックはガーナのラッパーM.anifest を迎えたワスル・アフロ・ファンクな「Mogokan」かな。

でも何より最初から魅せられてたのはこのジャケかな。カラフルで。動画で見るとジャケにも写ってるギブソンのSGを弾きまくっててカッコいいんですよね。
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