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螺旋を描きながら [ポップ/ロック]

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ボニー・レイットの新作「just like that...」。
前作「Dig in Deep」が2016だから、6年ぶり。結構間が空きましたね。まぁもう72歳だしね。
この新作に特別新しい言葉が必要なわけじゃない。ただ改めて新しくも古くもならない音楽の尊さを感じます。いつも同じ感想言ってる気がしますけど。

今回はちょっとバンドに変化があります。ドラムとベースは変わりませんけど、サイド・ギターがジョージ・マリネリからケニー・グリーンバーグに変わってます。ジョージは一曲だけ参加してますけど、年齢のせいなのか体調のせいなのか一線から退いたのかな。
オルガンのマイク・フィニガンは悲しいことに昨年亡くなってしまったんですよね。なのでグレン・パッチャが。マイクも一曲参加してますけど、これは2015年の録音。前作のアウト・テイクなのかな。

今回も自作にこだわらず、優れた楽曲を見つけて演奏してます。トゥーツ&メイタルズの「Love So Strong」はじめオリジナルのアレンジを特別いじることなく演奏していながら、ちゃんと自分の音楽にしているところが流石の懐の深さ。

本作聴いて一番耳を惹いたのが、グレン・パッチャのオルガン。「blame it on me」のグルーヴィなプレイに耳を奪われました。「waitin' for you to blow」のエンディングにおけるケニー・グリーンバーグのギターもカッコよくって、やっぱりメンツが変わるとそれまでとは違う新しい響きが得られて楽しい。いつも通りなようでいて少し違う。同じ螺旋を描きながら少しずつ高みへと昇っていくようです。

ボニーはなぜか日本にはあんまり来ないんですよね。2度目の来日ライブをみれたのは幸運だったと思うんですが、最後にもう一回くらい見たいな。30数年ぶりに来てくれないもんだろうか。

こういうの見るとより一層見たくなる。

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