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海の男の歌 [ブラジル]

Inedito.jpg

古いサンバが好きになってからもうずいぶん経ちますが、ドリヴァル・カイミってほとんど聴いたことなかった。ちらっとは聴いたんだけど、あまりピンとこず、そのままに。
ライスから田中勝則さんがコンパイルしたCDが出たのでそれで入門しようと思っていたけど、それもそのままに。

「音楽航海日誌」のカイミの記事に載っていた85年の企画ものアルバムが96年にCD化された「INEDITO」を昨年末に入手しました。これメジャーのユニバーサルから出てるのにストリーミングにはないんですけど、一曲だけYoutubeで聴けて、それにばっちり魅せられました。

このアルバム、2枚組で、1枚目はギター弾き語り、2枚目はバックが付いていて、カエターノ・ヴェローゾやトム・ジョビンのコメントも入っています。
最初はちゃんとしたバックが付いているものが良かったんだけど、何度か聴いてるうちにギター弾き語りの方により強く惹かれるようになりました。曲ごとにサンバ・カンソーンとかカンソーン・プライエイラとか書いてあって、カンソーン・プライエイラとは海を題材にした歌の事なんですね。
イエマンジャとかアフリカの神様の名前が出てきたりして、バイーアに根付くアフロ・ブラジル文化というものに思い至ります。

いまだに僕には複雑なハーモニーや豊かなリズムが結びつくブラジル音楽は謎が多すぎて、やっと取り付く場所を見つけくらいなんですが、この2枚組が耳についたら、若き日のカイーミの歌も聴いてみようと思います。

残念なのはこのジャケ。ユニバーサルなんだからもう少しなんとかならなかったものか。このジャケで三割くらい損してる気がする。

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