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アフロビーツの指針 [アフリカ]

TiwaCelia.jpg

スポティファイの新譜にティワ・サヴェージとサム・スミスのコラボ曲が出てきたときはびっくりしましたねぇ。一瞬同姓同名の別人かと思いました。そのコラボ曲を含む新作「Celia」がリリースされました。

僕は評判だった前作がいまひとつピンとこなかったんですけど。M.I.A.みたい。欧米っぽくなりすぎじゃない?なんて思ってたんですが、実際はジュジュやアフロビートなどがつづれ織るように編み込まれた新世代のナイジャ・ポップだったんですね。

最近は新世代アフロ・ポップにも慣れてきたので、今回は素直にカッコイイ。
新作は既にひとつのジャンルとしても定着しつつあるアフロビーツ全開のアルバムとなりました。
ストリーミング時代に生まれたジャンルらしく、シングル主体でいろんな人がさみだれ式にリリースして、いまだアルバム単位で聴く習慣がある僕なんかはちょっと聴きにくいという感じもあるんですよね。スポティファイやYoutubeのプレイ・リストとかで聴くのが正しい聴き方なのかもしれない。だからこうして一本筋の通ったアルバムとしては待ってましたって感じです。

クールにゆるゆると進む音楽を聴いてると、アフリカン・ポップの様変わりも感じます。とはいえこのクールネスはブラック・ミュージック特有のものでもあるか。
個人的にはアフリカらしいポリリズムと欧米のビート・ミュージックがインターネットの普及で即時的に混交・交配していく様が見えるようなところがスリリングに感じています。

「Celia」ってのは彼女の母親の名前だとか。ラストのタイトル曲は母の名前を借りてアフリカ女性を湛えるような、静かな歌声が耳に残る。
アフロビーツのひとつの指針となるような作品じゃないでしょうか。

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