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打ち込みと生と [ひとりごと]

先日、タワーレコードにひさしぶりに行きました。
ポイントが失効してしまうってんで、もったいないから使っちゃおうと思いまして。
その折、本が置いてあるコーナーに、ピーターバラカンの「魂のゆくえ」が置いてありました。
もともと89年に新潮社から文庫本として出た本で、それが最近復刊されたんですね。

ちょうど僕が黒人音楽に興味を持ち始めた頃でた本だったので、隅から隅まで読みました。バラカンさんとは当時の僕の趣味とぴったり合ってたこともあってラジオもよく聴いていたしました。本は今も手元に置いてあります。

でもあれから30年。
相応の音楽遍歴を経てきた僕からすると、あの本にはちょっと納得しかねるところもあるんですよね。あの本では、おおざっぱに言えばディスコによってソウル・ミュージックから「ソウル(魂)」が失われてしまったと。あの本にはブラコンなんてほとんど取り上げられてないんです。ホイットニーなんて心を入れ替えれば素晴らしいソウルが歌えるなんて言われちゃって。

趣味の問題と言ってしまえばそうなんですけど、60-70年代のロックやソウル・ミュージックが好きな人たちは、ディスコやブラコン以降のR&Bには否定的な人が多い。僕もその中にいたのでよくわかります。
打ち込みで作られた機械的なノリというかグルーヴになじめないんですよ。サザン・ソウルも90年代以降のR&Bも好きなんて人には、あんまり会ったことがありません。

でもそんな僕がいつの頃からか、そういった音楽にも馴染めるようになった。どころか今は大好きになってしまったんですよね。
大きかったのはクラブ・ミュージックにハマったことですね。打ち込みというかプログラミングで作られた音楽のグルーヴに慣れたのか、その魅力を理解できるようになったのかよくわかりませんが。

えっとなんの話をしようとしたんだっけか。
まぁ今夜はこんなところで。

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