スキャンダル快進撃は止まらない！

スキャンダルの最新シングル「Sisters」をカップリングの曲共々毎日ヘビーローテーションしています。だってほんとうに素晴らしいんだもん。
上のブルーのジャケは通常盤。トモミが好きだというイラストレーターの佐瀬麻友子さんというイラストレーターによるものです。とっても素敵なイラストだと思います。紀伊国屋でこのイラストの告知ポスターをもらえて嬉しいです。

で、内容ですが、まずタイトル曲「Sisters」。
この曲はリナが作った詞にマミが曲をつけたもの。前シングル「Stamp!」とはうって変わって、とってもポップな曲。ショート・バージョンのMVが少し前から公開されていたので聴いていたけど、こうして全編聴いてみると新たな発見が。

この曲ちょっと曲構成が変わってる。
まずボカロが入ったサビのイントロから始まりテーマ・メロディのギター・フレーズが奏でられ、まずワン・コーラス歌われる。サビが終わったあとにまたテーマが奏でられ、その後２番が始まると思いきや、いきなりブリッジに入る。というかこれは変則的な２番なのかな？１番と全くメロディもコードも違うし、リズムの刻みもブリッジ的。でもそのあと、バースのBメロが歌われサビになる。
スキャンダルの曲ってこういうちょっと曲構成が変則的なのがけっこうあるんだよね。
そんなところにも創意工夫が感じられて感心してしまう。アゲハスプリングスによるプロデュースも上手くハマった快作。

次にカップリングの「LIFE IS A JOURNEY」。
この曲はトモミの作詞作曲でアレンジもスキャンダル。
この曲がまーた素晴らしいんですよ！のどかさも感じるミディアムテンポでのほほんと歌い綴られていくのだけど、サビでいきなりテンポアップし、サビが終わるとまた元に戻る。２コーラス目のサビでは今度はテンポダウンする。僕はこの曲を聴いてどこかビートルズっぽい感じがしたのだけど、それもなんとなくそう感じるだけで、特にビートルズを意識したとかそういうわけでもなく。たぶんビートルズっぽいと感じるのは僕だけかもしれないけど。ハルナとマミのギターの抜群のコンビネーション、トモミのゆったりうねるベースライン（バースの部分の歌ってるところとギターのテーマのところの弾き分けが職人！）、それにリナの微妙なアクセントを入れたシャープなドラミング（ちょっとリンゴっぽい？）。演奏自体聴いてるだけで楽しい。

「ハローワールド」でのゴリゴリのロックンロール一辺倒だったのが、すでにそれは過去のものとして、新たなステージにバンドが立っていることが、この一曲を聴いただけで如実に分かります。おそらく僕のカンでは来年の春あたりにニュー・アルバムがリリースされるんじゃないかと思ってるんだけど、それが楽しみで仕方ない素晴しいシングルだと思います。
ほんと今注目すべきはスキャンダルだと声を大にしてい言いたいですね。

これはDVD付きのジャケ。色違いなだけじゃなくちょっと絵柄も違うんですよね。あとこのシングルは紙ジャケ＆ダブル・ジャケなんですけど、通常盤を開くとポラロイド写真のマミとリナが。DVD付きの方はハルナとトモミが。普段ナイジェリア盤など粗雑極まりない紙ジャケに接しているせいかきれいすぎるその出来に変なとこで感心してしまいました。日本人って仕事が丁寧だよね。
通常盤の方には雑誌「NYLON」とのコラボによるフォトブックがついてます。ワールド・ツアーの折にロンドンあたりで撮られたのかなぁ。よくわからないけど。スカート姿のハルナがけっこうレアなのでは。鼻の下が伸びます。困ったものです。
今回タワレコやHMVで買うとフォトカードがついてきたんだけど、その写真ってこのフォトブックに載ってるのと全く同じなんですよねぇ。はっきりいってフォトカードのありがたみがまったくないんですけど。

それはそうと、DVDは近く公開されるワールド・ツアーを追ったスキャンダルのドキュメンタリー映画のアウトテイク「Another Story」が30分弱収録されています。
これはもう見ている間ひたすらニヤニヤがやめられない止まらない映像の連続ですねぇ。
楽屋でのくだらないおしゃべりやツアー先での観光の様子など。ほんとニヤニヤしっぱなしですよ。ほんと困ったものです。
ホテルの部屋での曲作りの様子もあるんですけど、「これで2分30秒だから・・・」とちゃんと尺も考えながら作ってるところとか、あぁほんと色々考えて作ってるんだなぁと思いました。当たり前だけど。
たった２曲のシングルで長々と綴ってしまいました。好きなものについてはダラダラ延々と語りたくなるものですね。

そんなわけでとにかく素晴らしいとしかいいようのないシングルです。
MVのフル・バージョンが見たい。楽しく元気が出るMVですよねぇ。