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ロンドン・パラリンピックについて [ひとりごと]



イアン・デューリーの「スパスティクス・オウティスクス」は81年の発表当時、放送禁止を食らった名曲。「国際障害者年」を記念して曲を依頼されたイアンが作ったんですけどね。
何がまずかったのかというと、「♫俺は神経症の麻痺患者。あんは俺を見て俺みたいじゃないことを神に感謝するんだよな♫」と歌ったから。イアン自身が子供の頃ポリオを患ったせいで半身が不自由だったのはよく知られている。

2012年のロンドン・パラリンピックの折、そのオープニングでこの曲がダンスデュオのオービタルとグレイアイ・シアター・カンパニーによって演奏された。グレイアイ・シアター・カンパニーというのはイギリスの身体障害のある俳優・演出家による劇団。これは痛快。イアン御大も天国で微笑んでいただろう。

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