SSブログ

明菜オールタイムベストほか諸々 [ポップ/ロック]

akina aiitimebest.jpg

今年、中森明菜にハマったきっかけは8月にリリースされたベスト盤が売れているというヤフーのニュースがきっかけだった。というのは以前にも記した。
でまぁ、あれこれ聴いてすっかりファンになってしまったわけですが、そのベスト盤がよく売れたということで、12月限定のスペシャル・エディション盤が発売された。

オリジナル・ベストの初回盤についていた2000年のライブのDVD(10曲入りの抜粋版)がライブ全部を収録したコンプリート版へバージョンアップしてのエディション。ちょっと割高だけど今月だけしか販売しないし、後々欲しくなってプレミアついてるのを買うはめになるのは嫌だったので、思い切って購入。彼女の勉強用のための記録映像なので映像としてどうこう言うものではないけど、彼女の歌を聴くには全く問題ない。バラード・コンサートということでしっとりとした情感が積み重なっていく歌が素晴らしい。最初のリリースで買った人には気の毒だけど、まぁ個人的にはちょっと早いクリスマス・プレゼントでした。

ベスト盤としてどうなのかはよくわからないけど、配信だけのリリースだったシングル「クレイジー・ラブ」やアルバム未収録の「月華」のような曲もあるし、こちらもにわかファンには全く問題ない。ジャケについては言っても仕方ないから言わないでおこう。

彼女についてはいずれアルバムのレビューという形でたくさん記事にするつもりだけど、以下思いつくままに。

中森明菜の音楽についてネットを徘徊していると熱心なファンによるレビューなどもたくさん読むことができる。どれも面白く時に勉強にもなる。ただ彼女のファンというか邦楽のファンというのはほとんど邦楽しか聴かないという人が多いようで、明菜に関してもとにかく歌詞。ほとんど歌詞に関してしか言及されない。音楽的なことについてはロック、クラブ・ミュージック的とかラテンとか音楽ジャンル以外の言葉ではバラードかアップテンポなのかくらい。邦楽しかきいてないから言いようがないんだろうけど。だから読んでもどんな音楽なのかはほとんどわからない。

歌詞に関しても彼女の場合、やはりあの「事件」があったためかどうしてもそういう文脈で語られてしまう。というかほとんど深読み、深読みしすぎな論考なので、ひとつの歌の歌詞からそこまで深読みするのかと関心半分、苦笑半分といったところ。熱心なファンであればあるほどその傾向が強い。音楽がその演者の実人生と関係ないわけではないのはあたりまえだけど、少なくとも僕は音楽は音楽だけを聴いて語るべきだと思う。芸能ゴシックだとかトラウマだとか聴きての勝手な共感だとか、どうでもいい。
そんな文脈のなかでばかり音楽を語られてしまうのは彼女にとって不幸でしかないだろう。

90年代以降の彼女の歌についてトレードマークだったあの雄叫びビブラートがないことで、声が出なくなったとか言うのをよく目にする。アホじゃないかと思う。
一応これでもワールド・ミュージック・ファンだから、それなりに世界中の素晴らしい歌手に接してきたつもりだけど、古今東西ほんとうに上手い歌手というのはビブラートなんかかけない。
彼女があの雄叫びビブラートをやっていたのは若いし声もでる、好きな歌を思いっきり歌えるという喜びがそのままあのビブラートになっていたのだろう。でも大人になった彼女はそんな雄叫びビブラートが自分のトレードマークのようになってしまっているのに気付く、そしてそんなビブラートをかけるのが一つひとつの歌にとって本当に必要なのか考えるようになる。当たり前のことだ。もちろんそんなものは殆どの場合必要がない。90年代以降、彼女はほとんどあのようなビブラートをかけて歌うことはなくなった。それだけのこと。

さてと、紅白ですね。ようやく正式に出演のアナウンスもありました。
海外からの中継らしい。驚くことに歌うのは来年1月リリース予定の新曲「Rojo -Tierra-」(ロホ ティエラ)だという。発売前の新曲を紅白で歌うってあり?そういう人いままでいたかな?
おそらくNHKとしては昔のヒット曲を要求しただろうけど、明菜却下。懐メロだったらでない。今の曲を聴いてほしい。ってことなんだろうな。新曲着うたでチョイ聴きしましたが、これがまた。EDMでアフリカンでアッパーでブっとんだ俺の為に作ってくれたとしか思えない楽曲で。とりあえずもう楽しみでしかたない。ワクワクドキドキ。今年の紅白は必見!!!

今年の更新はこれまで。みなさん。良いお年を。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。