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実り多き誠心なる日々 [R&B/JAZZ/etc]

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今年の海外からの初荷はウディ・ショウの6枚組ボックス。
つってもこれオーダーしたの昨年の11月なんだけど。クリスマス・シーズンのごたごたのせいで一月半もかかってようやく到着。

ウディのコロンビア時代の作品の祝CD化という記事を書いたのはちょうど2年ぐらい前のことだったか。
昨年大元のソニーからこのボックスが発売されたのを知ったときは、もう全部も持ってるし今さらだよなぁと思って無視していたら、よく調べてみれば6枚のうち1枚はライブ盤「ステッピン・ストーン」(1979)のボーナストラック盤ということで、あわててオーダーした次第。限定盤なのでもうすでに入手困難みたいでよかった。
紙ジャケも結構しっかりしたつくりでうれしい。なんで限定盤なのかよくわからん。

その「ステッピン・ストーン」は1978年の8月5~6日ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブを収録したもので、2005年にCD化されたときはオリジナルからは1曲削られ、2曲のボーナストラックと元々「WoodyⅢ」に収録されていた1曲を追加するという変則的なものになっていた。
このボックスでもそれは変わっていない。できればオリジナル通りの盤とボーナストラックの盤はきちんと分けて欲しかった気もする。

とりあえず未発表のボーナス盤を聴く。
もちろん悪い訳ない。
ヴィクター・ルイス(ds)、クリント・ヒューストン(b)、オナジ・アラン・ガムズ(p)、カーター・ジェファーソン(ts)にウディというのりにのった時期のクインテットによる最高に油ののった熱い演奏に胸を焦がす。
マイルスの「Solar」やヘンリー・マンシーニの「酒とバラの日々」など選曲もよし。
どれも10分を越す熱演でサイッコーっす。
ウディもいいけど、カーター・ジェファーソンが熱いんだ。
実り多き日々の記録。このボックスもまた家宝。

ボックスのカバーにはなぜか漢字で「誠心」の二文字。
でもなんかその二文字を選んだのも分かる気がする。
このブログを読んでる人はあまりウディ・ショウには興味ないかもしれないけど、機会があったらぜひこの不器用なトランペッターを聴いてみてください。いつだって「誠心」を目いっぱい詰め込んだウディのトランペットの音に出会えるはずだから。

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