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麗しくもソウルフルな歌声 [ブラジル]

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このあいだから「オルランド・シルヴァ、オルランド・シルヴァ・・・」と呪文のように唱えて、あちこち探したけれど、入手しやすいCDが見つからない。いまどきオルランド・シルヴァのCDを探す人はめったにいないから仕方ないのかもしれないけど。
ので、レーベルサイトに直接オーダーしました。ブラジルからCD買ったのは初めて。

地球の裏側だし1ヶ月くらいかかるかなと思ったらアメリカやヨーロッパと同じだった。
CD自体はすごく安いんだけど送料が結構かかるので、合わせると結局安くもなく高くもなくといったところ。

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でも、ようやく思う存分聴けて満足。
「O Cantor Das Multidos - Vol. 1 」、「vol.2」、「vol.3」。
最近でたばかりのCDらしい。「vol.1」は35~38年、「vol.2」は35~39年、「vol.3」は36~42年の録音を収録しているみたい。たぶん・・・ポルトガル語がさっぱりなので。
先に購入したCDの収録曲とはほとんど重ならない。

三枚ともデビューから上り調子の頃の録音だけにどれも素晴らしい。
曲ごとにサンバとかヴァルサとか記してあってマルシャはここで初めて聴いた。行進曲みたいだな。
演奏形態?も記してあってオーケストラとかコンジュント・レジオナールとか、僕のような初心者にはそれもありがたい。バックの演奏もほんと素晴らしくて、いい買い物したなぁ。音がまたとてもいいんです。

この人はいわゆるクルーナーですけど、僕は今までクルーナーで特別に好きになった歌手というのはいない。
でも、この人のリズムの波に乗っての溜めたり突っかけたりする変幻自在な歌声に魅せられてしまったんですね。
黒っぽいというのとは違うけれども、粘りがあってとってもソウルフル。
スローな曲でもとにかく歌が旨くて上手い。
特に30年代後半から40年代前半は脂が乗り切っていてサンバだろうがマルシャだろうがタンゴだろうがなんでもござれ、余裕で歌いこなしていく。痺れる。
これだけ歌が上手くてこの色男っぷり。女性にはさぞかしもてたんだろうなぁ。

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1915年にリオデジャネイロで生まれ、35年にレコード・デビュー。1978年に亡くなったようだが、調べてみてもいつ頃まで順調に活動していたのかよくわからない。薬物中毒になったとかいうのをどこかで見たんだけど。
70年代に吹き込んだ作品がライスからも出てますが、全盛期の録音を中心に引き続き探索中。

ってネット探索してたら、便利なサイト見つけた。
http://www.discosdobrasil.com.br/discosdobrasil/indice.htm

ここで検索すると色々出てきますが、50年代60年代もけっこう録音残してるようですね。
でも入手困難なものが多いみたいなんだよな。
まぁ気長にいきましょう。
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