The Voice──PのP仕事 [R&B/JAZZ/etc]
またMMの「ゼロ年代ベスト100」のことなんだけど、
あそこで選ばれている対象は「初出が00~09年の新譜」とある。
でも、評論家諸氏が選んだ20枚を見ていて、あれ?と思った。
というのは、中村とうよう氏が9位に選んでるメイヴィス・ステイプルズの「ザ・ヴォイス」。
あの盤は93年リリース。どういうことなんだろう?MMの会長だから、まぁいいかってことなのか。
それとも、2007年のライ・クーダーがプロデュースし、やたらと評価の高かった「We'll Never Turn Back 」と、勘違いしたのかな。
それはともかくこのアルバム、久しぶりに引っ張り出して聴いた。
前作にあたる89年の「Time Waits for No One」はプリンスのプロデュースだった。この盤ではプリンスは一歩下がってエグゼプティブ・プロデューサーとして関わってる。
両盤ともP印のファンク・サウンドにメイヴィスの歌が乗っかるんだから、悪いわけない。
好き嫌いはあると思いますが、僕はもちろん大好き。
中古盤ではほとんど二束三文のように売られているけど、両盤ともナイス。
プリンスはいろんな人のプロデュースをしてるけど、彼のプロデュース仕事の中でもグレードの高いもののひとつなんじゃない。といっても他にほとんど聴いたことありませんが。
チャカ・カーンのアルバムもあったな。グラハム・セントラル・ステーションの「ヘアー」がかっこよかった記憶がある。売り飛ばしちゃったけど・・・。
2010-05-31 22:57
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コメント(2)
「PのP仕事」にもMM誌の「ゼロ年代ベスト100」にも反応してしまいました。
たしかに『The Voice』は93年リリースでしたよね。 ……どうして?
僕もAstralさんの記事に触発され、この2枚を引っぱり出して聴いていました。
僕はこの2枚では『The Voice』の方が気に入っているのですが、
P信奉者として不届き者で、メイヴィス盤ということでは07年の『We'll Never Turn Back』
の方に軍配を上げております。
たとえば、現在のPがメイヴィス盤をPしたらどんな音楽になるのでしょうね。
ぜひ聴いてみたいです。
by questao (2010-06-04 23:27)
questaoさん
コメントありがとうございます。
『We'll Never Turn Back』、評判がいいので聴きたいとは思ってるんですが、実は未聴なんです。ここ数年ダウン・トゥ・アースなものより、この2枚のような80~90年代的に人工的な音の方がなぜかしっくりくるんです。だから中村とうようさんが選出していたのは勘違いかもしれないけど、ちょっとうれしかったですね。
by Astral (2010-06-04 23:54)