MMの「ゼロ年代アルバムベスト100」 [雑記]
久しぶりに買ったミュージック・マガジン。
特集は「ゼロ年代アルバムベスト100」。聴き逃しているのをチェックしようと思って。
以下、思ったことを。
1位はディランの「モダン・タイムス」。100位以内に入っているとは思ったけど、まさか1位とは。3月の来日公演に2日も通ったぼくでさえ、他に何かなかったのかな、と思ってしまった。
ゼロ年代の1位がディラン?。うーん。
19位のM.I.Aのレビューでの石田昌隆氏のことばに、かなり肯いてしまう。
とはいえ、そこで石田さんがディランより上位にあるべきだと思っているらしい
M.I.Aやマヌ・チャオの魅力が僕にはいまひとつよく分からないんだけど。
M.I.Aは「好き嫌いを超えて00年代的」だという。たぶん、そうなんだろう。
youtubeがアップするのを拒否したとか物議を醸している新曲「Born Free」のPVも見た。
シンパシーは感じる。でも、音楽のほうはなぁ。
23位のマヌ・チャオの「Radio Bemba Sound System」。鈴木孝弥氏は彼を「21世紀型グローバル・ジャスティス音楽最大のアイコン」と言っている。たぶん、そうなんだろう。
こちらもとてもシンパシーは感じる。すごく「正しい」感じはする。
二人に僕があまりピンとこない一番大きな理由はそもそも僕がパンクやレゲエ、ラップに疎いせいだろう。
もちろん、それなりに色々聴いてきたんですけど。
たとえばレゲエがどれだけ重要か、どれだけ他の音楽に影響を与えたか、サウンド・システム、ダブ、頭では分かってはいるけど。そりゃ、好きなアルバムだってある。
でも、多くの人がなぜ、レゲエを他の音楽とは違う何か特別なもののように言うのかよくわからない。趣味の問題といえばそれまでだけど。
でも僕は20年かかってようやくフェラ・クティに目覚めた人間だからなぁ。
考えてみれば、普通のロック・ファンだった自分が今のように世界中の音楽を聴くようになったのは、よくわかんないけど気になってしょうがないものにずっと後ろ髪引かれ続けてきたからかもしれない。
インタビューが載っているクァンティックの新作はラテンとレゲエを結び付けたような作品らしい。これはちょっと聴いてみたい。その前に昨年ラテン部門で1位になった前作を聴くべきか?
2010-05-24 21:20
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コメント(2)
MMお得意のアルバムベスト100企画ですねー!
Astralさんの仰るとおり、M.I.Aは音楽云々というよりも存在そのもののインパクトが大きいような気がします。
歌は下手っぴですしね。まぁ、僕は大好きなんですけど(笑)。
数年前に観たライブでは、全体の半分くらいは客席で歌っていましたよ。超ミニスカートなのに、テーブルの上に乗ったりなんかして。
「20 DOLLAR」という曲に「神聖なるコーランと共に目が覚めたら、キャデラックが好きだってことに気づいた」っていうラインがあるのですが、そこから感じ取れる彼女の聡明さ、クレバーさにグッときます。
それにしても、Astralさんのブログも大変勉強になります。
映画レヴューもとても参考になります。
長々と失礼しました。
by 繁盛亭アルバイテン (2010-05-27 17:34)
アルバイテンさん
M.I.Aのライブ、「偏差値の低そうなワールド・ミュージック」と書いてるのをどこかで読みました。けなしているのでなく、ほめ言葉として使ってたんですけど。基本的に女子供が騒ぐものは正しいと思っているので、近いうちにトライしますよ。とりあえず、一枚聴いてみないとね。
映画のほうは見たそばから忘れてしまうので、備忘録として記してます。とてもレヴューとは呼べないものですけど・・・。
by Astral (2010-05-27 20:23)