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ニューオリンズ風味?2曲目:The Passing Show [Mr LOVE PANTS] [イアン・デューリー]

続いて2曲目「The Passing Show」について。
イントロで右のスピーカーから聴こえてくるギターが刻むのはセカンド・ラインのあのリズム。すぐにドラムがはいってくるけど、かなりオフ気味で左のスピーカーからしか聞こえないので、基本的にギターだけをバックにしてデューリーが歌いだす感じ。

「The Passing Show」というのはいろんな出しものがある移動式の楽団みたいなものらしい。アメリカにはメディシン・ショウってのがあったので、それのイギリス版みたいなもなかな。歌詞はそういうことを歌ってるわけじゃないけど。

ワン・コーラス、サビも含めて歌い終わると、一気にすべての楽器がオンになってなだれ込んでくる。歌の合いの手のようなピアノのフレーズはもちろんニューオリンズ風味。でもその薫りもロンドンのパブの片隅でタバコとビールの匂いに燻されてしまった風に響くのがブロックヘッズらしいところ。

なんだかヤケクソ気味に騒いでるような、から騒ぎっぽい賑やかさや諦観めいたものを感じるのは、こんな歌詞のせいかもしれない。

横をすぎゆくショウに
つきあわなきゃならないけど
だからといって
俺らがなにもやらなかった というわけじゃない
でも 俺らがほんとに知ってると
思ってるようなことは
ただのカケラでしかないんだ
そうだったかもしれない ということの

ミッキー・ギャラガーの達者なピアノも良いし、ノーマン・ワットロイのベースは弦のしなりが見えるよう。グルーヴィこの上なし。歌詞対訳は邦盤(訳:丹 美継)から引用しました。

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