UK産大所帯バンドのミクスチャー・グルーヴ [R&B/JAZZ/etc]
モーゼス・ボイドの「Dark Matter」が今年一番のヘビロテ盤の自分にぴったりのアルバムを見つけた。イギリスの12人編成の大所帯バンド、ヌビアン・ツイストの昨年リリースの「Jungle Run」。
イマドキの大所帯バンドらしくアフロビートの影響が濃いんですが、ジャジーなネオ・ソウルやダブ、ボッサ気分なグルーヴも掛け合わされたダンス・ミュージックなところがUKらしい。
まぁそういうバンドはいまどき腐るほどあるのでたいして興味は持たないんだけど、クティマンゴーズに通じるアフロビートのクールな再解釈も感じられるし、本作はトニー・アレンとムラトゥ・アスアケが参加ってのも興味をそそられた要因。
モーズス・ボイド同様ビート・ミュージックからの影響が感じられるリズム構築も、よりオシャレでカジュアルなダンス・ミュージック感が強いところが気軽に体を揺らせて良い。全曲ヴォーカル入りだし。
カッコいいじゃんと思いながらご機嫌に聴いてると、結構深みも感じさせて飽きさせずに最後までひっぱられる。エレクトロニックなジャジー・ダブ「Permission」も超カッコいい良いんですけど!おそらくUKジャズ・シーンでも活動していそうなメンバーの演奏力もすこぶる高い。
ムラトゥ・アスアケを迎えてのエチオ・ジャズもグルーヴ深く、トニー・アレン入りの「Ghosts」もクールなアフロビート・ジャズ・ソウルに仕立ててこいつらわかってるな。
昨年聴いてたらベスト10入りしてただろう傑作です。
2020-05-30 20:51
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コメント(2)
記事にはしませんでしたけど、ぼくも去年よく聴きました。いいですよね。ナンパな印象があるけど、Astral さんのいうとおり、リズム・アンサンブルなど、けっこう凝ってますよね。
by bunboni (2020-05-31 11:08)
bunboniさん
記事にしてくれてたら去年聴いてたのに!
正直ブラン・ニュー・ヘヴィーズの2020年版かなんて聴き始めたんですけど、どうしてどうして。UKジャズやっぱ面白いですね。
by Astral (2020-05-31 13:00)