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アンドレアス・グルスキー展@国立新美術館 [イベント]

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友人宅を訪問した後、六本木へ廻り国立新美術館で催されているアンドレアス・グルスキー展を鑑賞。
国立新美術館ってはじめて来た。黒川紀章設計による建築に思わず目を奪われる。

現代を代表する写真家の一人だけにその名前も写真も知ってたけれど、この人の作品は写真集で見るよりやはり実物を見るほうがインパクトがある。
とにかくデカイ。

バンコクのチャオプラヤ川をとった写真は遠めに眺めれば幾何学模様のようだが近づいてみれば油やごみの浮いた川。視覚的な美しさとそれが何か気が付いた時に一気に現実に引き戻されるそのスピード。

いつも目にしていたというライン川をとった写真は対岸の建築物をデジタル処理により消し去り自身の求めるイメージ、いや自身の内側に刻まれたイメージを具現化している。

上の写真は「岐阜県飛騨市の地下1000メートルにあるニュートリノ検出装置、スーパーカミオカンデを題材にしている」そうです。最先端の科学技術を象徴する情緒的なものの全くないメタリックな画面は見る者に美しくも不気味なイメージを強く刻み付ける。

デジタル技術と想像力を駆使して現実と非現実の狭間を行き交いながらも、常に皮膚感覚で現代社会を意識させる。とにかく他の人の作品では味わえない体験ができる写真ですね。
開催は9/16までお近くの方はぜひどうぞ。
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