ベテランの現代的な意匠を凝らしたグルーヴ

ひさしぶりに買った新譜、ブッカー・T・ジョーンズのの新作「サウンド・ジ・アラーム」。
前作はROOTSをバックにしたアルバムで買おうと思っててすっかり忘れてた。

最近、メイヴィス・ステイプルズの新作が出たけど、またジェフ・トゥウィーディのプロデュースでまったく触手が動かないんだけど、ブッカー・Tの方は反応しまくり。
ほとんどの曲にゲストが参加して御代を盛り立ててくれる。オルガンも特別前に出てくるわけじゃないけど濃厚なグルーヴの要となって全体を支配する。

プロデュースをしているアヴィル・ブラザーズってよく知らないけど、博物館行きのレトロじゃなくて今のR&Bのグルーヴが漲っていてよい！
もちろん別にエレクトロとかじゃないけど、ちゃんとヒップホップを通過したグルーヴになってる。
特別新しいことをしてるわけじゃないのに要所要所でしっかりと現代的な意匠をこらしてあるから新鮮に聴こえるし、ただの古くて新しいとか言われるのとはちょっと違うと思う。
ここには聴いててうれしくなる新鮮なグルーヴがあるよ。

http://www.youtube.com/watch?v=8lvH_3aY8J8