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カントリー・ブルース再発見? [R&B/JAZZ/etc]

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ワールド・ミュージックを聴く効用として、それまで聴いていた音楽がまた新鮮に聴こえるようになるってのがありますね。
それで、1~2年前からカントリー・ブルースをよく聴くようになった。

ブルースを熱心に聴いていたのはもう20年近く前だけれど、その当時はロックのルーツとしてお勉強みたいに聴いていたので、マディ・ウォーターズとかの戦後のシカゴ・ブルースなんかはすぐに好きになったけど、戦前のカントリー・ブルースとなると、バチバチとノイズまじりの音の古さに「とにかくむかーしの音楽なんだな」という感想以外持てず、ロバート・ジョンソンもブラインド・レモン・ジェファーソンもその音楽を楽しむまでには至らず。

それが、たぶん古いキューバ音楽を聴いたせいだろうと思うけど、SPレコードの古い音に耳がなれたのか、今では普通に楽しんで聴けるようになった。
カントリー・ブルース再発見。っていうかようやく発見したのか。

ロバート・ジョンソンのすごさも今頃ようやく実感としてわかるようになった。
ラテンやアフリカの音楽と較べるとブルースってのはすごく屈折してる。感情表現が入り組んでるというか。
このブルースを親として生まれたロックが世界を席巻したのは、その屈折を世界が必要としたということなんだろうか。

最近買ったスキップ・ジェイムス(1902-1969)。
冒頭の「Devil Got My Woman」。
ノイズ交じりのギター。
そのあとにあらわれるファルセット・ヴォイス。
あぁブルースだなぁ。
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