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モロカン漫才? [アラブ]

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最近は先日エルスールで買った「クトゥビアフォン~BERBERE 7 inch SPECIAL!! 」にすっかりはまってヘビーローテーションしてる。

一番気に入ったのは最後のKachbal Et Zarwal。Kachbal と Zarwalの二人組。
タイコと弦楽器のすさまじいグルーヴがたまらん。
CDのジャケでは左下のピンクの写真の二人じゃないですかね。
ためしにYouubeで検索したら・・・でてきた。びっくり。

http://www.youtube.com/watch?v=VBlMx-RMYWY
http://www.youtube.com/watch?v=6V9p4u93jto&feature=related

たぶんこの二人だと思うんだけど。
モロッコでは有名人?
こんなページも見つけた。
http://marocaudio.com/Kachbal_Zarwal/
漫才みたいなものなのかな。うーむ。興味は尽きません。

もうひとつためしに13曲目のRkia Damsiriaも探してみた。

http://www.youtube.com/watch?v=Z7v-1P-4AD0&feature=related

この人も見つけた。結構見つかるもんです。
Youtubeおそるべし。

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砂塵舞う十字路で [アラブ]

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仕事帰りに無理やりエルスールへ。
今年はじめて。普段は週末にゆっくり訪れるところだけど、心待ちにしていたベルベル音楽の私家版CD-ROM「クトゥビアフォン~BERBERE 7 inch SPECIAL!! 」が出来たようなので勇んで訪れたってわけです。

さっそく聴いてますが、いやぁすごい。カッコイイ。
まるで砂塵舞う十字路で歌い演奏しているかのような錯覚におちいる無手勝流砂漠のブルース。もっとノイズ交じりだったりするかと思ったら、抜群に音もよし。今年最高の発掘音源。

ウィキペディアによればベルベル人とは「北アフリカ(マグレブ)の広い地域に古くから住み、アフロ・アジア語族のベルベル諸語を母語とする人々の総称」だと。
昨年のアマジーグの新作にもベルベルビートを使った曲があるとか、その程度の知識しかないけれど、この野卑な美しさに満ちた音楽にはぶっとばされた。

この盤以外にもずっと欲しかったCDを見つけられてうれしい。
それはまたいずれ。
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スケッチ・オブ・レバノン [アラブ]

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アラブ歌謡の女王ファイルーズの新作「EH FI AMAL 」。
濃厚なアラブ歌謡にはちょっと腰が引けてしまうけれど、これはエル・スールのHPの「まるで「スケッチ・オヴ・スペイン」ならぬ「スケッチ・オヴ・レバノン」....?マイルスみたいです」という文句に惹かれて購入。
マイルスとギル・エヴァンスとのコラボ作はどれも大好きなので。

3~4分の曲が中心の小品集という趣きのこのCDを聴いていると、
「中東のパリ」と呼ばれる美しい街レバノンのカフェで道行く人を眺めながらコーヒーを飲んでいるような気分になる。
どの曲も弦と管のアレンジがなんとも軽やか。一曲目のイントロだけ聴いてもアラブ歌謡とは思えない。ウードなどアラブ楽器が入った曲でもジャジーなピアノやフリューゲル・ホーンがうまく中和してくれる。
そんな洗練された演奏にのるファイルーズの歌は、長らく幽玄でミステリアスな印象を持っていたけど、ふわふわと漂う雲のようにつかみどころがないのは変わらないながら、今までよりずっと親しみやすく感じられるようになった。

アラブ歌謡にそれほど親しんでいない身としては、これくらい西欧とアラブの要素がブレンドしているほうが聴きやすい。
プロデュースを担当した息子のジアード・ラハバーニの手腕によるところ大。
気軽に聴けるアラブ歌謡の女王の新作。愛聴盤になりそう。
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汎マグレブ・ミュージックの急先鋒 [アラブ]

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ダラーラスの「MIKRA ASIA」と一緒に「Latin」も買ったのだけど、音とびがするので返品。翌日返品しに行ったのだけれど、同CDはなかったので、アマジーグ「MARCHEZ NOIR」を代わりに購入。これが大正解。

グナワ・デフュージョンの元メンバーってことだけど僕は全然聴いたことがない。なんとなくレゲエ色濃いグループだったかなという程度。

僕はレゲエにはあまり興味はないし、どちらかといえばオーソドックス、ヴィンテージな味わいに惹かれるほうで新奇なものにはあまり食指が動かない。

この作品は僕にしてはすごく新しい「今」を感じさせるCDを買ったという感じ。

評判ではレゲエ色よりもマグレブ音楽の色が濃いそうなので、それなら、僕にもいけるかなとおもったらやっぱりいけました。

グナワやシャアビをはじめとするマグレブ音楽にあまり詳しくないけど、この作品は汎マグレブ・ミュージックの急先鋒という感じだ。
マヌ・チャオやラシッド・タハなんかと同じような位置にいる人だと思うけど、パンク的な部分もガサツには聴こえず、音楽的な「まろみ」みたいなものも感じられる。雑多な要素が有機的に結びついてる。バラエティにも富んでいるし気に入った。

今年のベスト10入りは有力!?
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