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グルーヴに多くの言葉を費やして [R&B/JAZZ/etc]

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前作も聴いた気がするけど、ほとんど覚えてないリトル・シムズの新作「Sometimes I Might Be Introvert」。最近、カニエ・ウェストの新作を聴いて、ちょっと前にはタイラー・ザ・クリエイターとか、ドレイクの新作もチラッと聴いたけど、やっぱりピンとこず。相変わらずラップは自分には敷居高いかなと思ってるところで。

でもこれはかなり気に入った。
理由はUKだし、リズムが多彩で、サンプリングもスモーキー・ロビンソンとかキャッチーでわかりやすく楽しめるし、歌メロも結構いっぱいあるからね。
結局のところ、僕にとってはグルーヴというかダンス・ミュージックとして聴きやすさが決め手になるんですね。クレオ・ソルも参加していて、彼女の新作と同じプロデューサー、インフローの手腕が光るってことなんでしょうか。

オープニングから壮大な感じで、大仰なところは苦手だし、19曲もあって半分でいいんだけど。でももしかしたら容易く受け入れやすいクレオ・ソルより、ひっかかりのありすぎるこっちの方が自分の中に後々長く残っていくのかも。長いなと思いつつ最後まできいて、H.E.R.の新作に似た印象も持つ。タイトルのニュアンスも似てる。内向的であってもエモーションが溢れてアクティブなとこも。
ちっちゃく取り上げようと思ったら長くなってしまった。

生演奏がめちゃカッコいい。
でもこのグルーヴで歌うんじゃなくて、多くの言葉を費やして訴えなければいけないことがたくさんある。そういう今の社会・世界にも思い至ります。

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