SSブログ

Apple Music Playlist 2021.08.31 [Astral's AM Playlist]

Caminantes.jpg
Yamandu Costa / Martin Sued / Luis Guerreiro:Caminantes
ブラジルの7弦ギター奏者、アルゼンチンのバンドネオン奏者、ポルトガルの12弦ギター奏者というトリオ。ショーロ~タンゴ~ファドを行ったり来たりする優雅で洒脱なアンサンブルが楽しい。ようやく今夜は涼しい。鈴虫の音も大きく聴こえる。秋の訪れとともに耳を傾けるのに良し。
nice!(0)  コメント(0) 

Apple Music Playlist 2021.08.30 [Astral's AM Playlist]

jgwcarnegie.jpg
Johnny Guitar Watson :At Onkel Po's Carnegie Hall Hamburg 1976
こんなのが出てたんですねぇ。名盤「Ain't That a Bitch」直後、76年のライブ。バランス悪いかな?とう録音も逆にライブ感たっぷり。ホーン・セクション含む7人編成で、ファンク・ブルースへと舵を切って脂ののりきった演奏は余裕しゃくしゃく。スタジオ作のギャングっぽくいかがわしい風情よりも洗練されたシティ・ブルースな洒脱さを強く感じます。ご機嫌ですよ。
nice!(0)  コメント(0) 

追悼ナンシ・グリフィス [ひとりごと]

ナンシ・グリフィスが亡くなりました。
もうずっと何の音沙汰もなくHPもまったく更新されたなかったので、多分病気とかなんだろうなと思って心配してました。10年くらい前の姿を見ても50代後半とはいえ、ちょっと老け込みすぎというか、体調が悪そうにしか見えませんでしたから。

僕は彼女の熱心なファンとは言えませんけど、94年の「Flyer」は忘れられない名盤です。
一番好きなのは彼女の自作ではない「Southbound Train」なんですけど。

彼女曲としては「The Wing and Wheel」かな。
ロンドン・シンフォニー・オーケストラとの「The Dustbowl Symphony」に収録されているヴァージョン。このアルバムはヨーロッパを一人旅した時、よく聴いたんです。

nice!(0)  コメント(0) 

Today's choice 2021.08.28 [Today's choice]

IMG_0174.JPG

クレオ・ソルを聴いて思い出したキャロル・キングを聴く。
このブログでは触れたことなかったですが、僕はキャロル・キングが大好きなんですよ。70-80年代のアルバムはレコードで全部持ってます。

今日はクレオ・ソルに一番近い感じの「Rhymes&Reasons」を。
僕の一番のフェイバリットであるこの前の「Music」は時々聴くんですが、これを聴くのは随分久しぶりだなぁ。そういえば大好きとってもキャロル・キングにはまってヘビロテしてた時期があったかというと、そんなこともないな。

90年代中古盤屋でキャロル・キングって安かったんですよ。どれも1000円くらいで。だからなんとなく集めやすかったからってのが大きな理由かもしれないな。
70年代後半以降のアルバムなんてそんな何度も聴いた覚えもないし。

ともあれ、オード時代のアルバムはやっぱりタイムレスな輝きを放ってますよね。
本作もやっぱり素晴らしい。
「Music」も聴くかな。
nice!(0)  コメント(0) 

リビング・ルームから見えるコロナの日常 [R&B/JAZZ/etc]

cleosolmother.jpg

父はジャマイカ、母がスペインとセルビアからの血をひくというイギリスのシンガー、クレオ・ソルのアルバム「Mother」をここ数日よく聴いている。
2017年にデビュー、これが2枚目。デビュー当初はもっと王道のR&Bみたいだったけど、本作はシンガーソングライター風。最近はもうこの手のシンガー・ソングライター的な音楽にはあまり惹かれないんですが、本作にはちょっと引っかかるものがありました。

「Music」「Rhymes&Reasons」のニュー・ソウルに感化されていた頃のキャロル・キングを思い出す。奇しくも本作にも「Music」とう曲があるし。リンダ・ルイスを思い出させる瞬間もある歌声は、アルバム・タイトル通り母性を感じさせる。ジャケを見て分かるとおり、母になったんですね。

本作はアコースティックで、オーガニックなグルーヴに包まれ、簡素なプロダクションを基本にしながら、時にゴスペル・コーラスやストリングスが施されている音像からは、ジャケに写るリビング・ルームで宅録的に録音した音をやり取りしながら、リモートで作り上げたような、そうコロナの時代を映し出す日常が垣間見えてくる。

僕が惹かれたのはこの音像なんですよね。妙にドラムが近くで聴こえて、ドラムを叩きながら歌ってるようなライブ感と楽器やコーラスの微妙な距離感。どんな風に録音されたのか気になります。

そしてそんな音楽は、リビング・ルームから見えるコロナの日常に憂いながらも、生まれたばかりのもしくはお腹の中の我が子を慈しみ、子を持ったからこその、愛や希望を抱いて未来を歩みたいという素朴な願いが溢れていて、聴き手への率直な訴求力をもたらしている。

いまどき全12曲で64分というのはちょっと長いかなとも思う。
深く鳴り響くベース音は如実に2020年代を感じさせ、1曲目からしていったん曲が終わった後、ドアひとつ向こうから聴こえてくるようなエンディングが続いて、「Music」や「One Day」も途中でアレンジが変わるというより、トラックが変わるように曲調が変化したり、ちょっと冗長なところも含めて、ストリーミング時代ならではのダラダラと曲が続いていく感じ?ストリーミングってひとつのアルバムが終わってもそのまま関連曲が続いて流れてきますよね。
そんな日常の生活音のような響きも含めて、コロナの時代を感じさせる音楽です。
nice!(0)  コメント(0) 

Apple Music Playlist 2021.09.26 [Astral's AM Playlist]

freebeer.jpg
John Lee Hooker:Free Beer And Chiken
これもレジェンドの王道から外れる作品。ジョン・リーがワーワー・ワトソンやタワー・オブ・パワーのホーン・セクションを従えて、ファンクを演じる。冒頭からして「Make It Funky」ときた。ノリノリでシャウトするわけじゃないので、JBというよりフェラ・クティみたいな雰囲気です。続く「Five Long Years」はジョン・リー印のスロー・ブルーズだけれど、フルートが入ってたりして、やはりいつも違う。その後も、まだ60代の渋さで押す後年とは違った脂ぎったファンク・ブルーズがたっぷり。これももっと早く知りたかったよ。
nice!(0)  コメント(0) 

Apple Music Playlist 2021.08.25 [Astral's AM Playlist]

annajoyceana.jpg
Anna Joyce:Anna
アンゴラ。R&B仕様の洗練されたキゾンバ。デビューして10年くらい。途中、脳腫瘍で活動中断してたとか。ストリーミングでは2018年作もあって、ちょっと前にそれを聴いてなかなか良いなぁと思ってたら、新作がリリースされました。ミディアム・グルーヴの中で切々と響く歌声にほだされます。ズークなんかと違って、キゾンバってどれ聴いてもまだ手垢に塗れた感じがしなくて、聴き心地が爽やかなのが良いよね。

nice!(0)  コメント(0) 

マナサスのレコードに仕掛けられた罠 [ポップ/ロック]

IMG_0172.JPG

今日も先日のレコード売却から直前になってまぬがれた盤を。
スィーブン・スティルスの「マナサス」です。ニール・ヤングは全部処分したのに、なぜかスティルスは残しちゃったな。スティルスはあと2-3枚持ってたけど、この20年くらいはこれだけだった。
でもこれも四半世紀は針を落としてないんだけど。

それ売ろうと思ったんだけど、なぜか直前になってやめた。
特別理由があったわけじゃないけど、スティルスのアメリカ音楽音絵巻といった趣の本作は、もちろん名盤として折り紙付きですよね。

そんなわけで四半世紀ぶりに聴いてみる。
昔けっこうよく聴いたんですよね。ジョー・ララのラテン・パーカッションが効いてます。本作を買った頃はラテンなんてほとんど聴いてなかったから。ここで聴けるラテンっぽさが、ものすごくラテンな感じで、違和感というか。馴染み難さも感じてた。サンタナとかもあんまりこの頃は好きじゃなかったし。もうこうやって少しずつラテンとかにも馴染んでいったのかもしれないけど。

ひさしぶりに聴いてみて、今回初めて気づいたのが、レコードの盤面のこと。本作は2枚組なんですが、1枚目のA面が「One」とあって、B面が「Three」なんですね。あれ?なんだこれ?と思ったら、四半世紀経ってようやく気づいたんですが、このレコード変則的で、ジャケの曲順通り聴くには、1枚目のA面→2枚目のA面→1枚目のB面→2枚目のB面の順に聴かなきゃいけないんですね。
いやぁ知らなかった。ジャケの曲順なんて見てなかったもん。
こういうのはレコードならではの仕掛けではありますね。っていうか罠だな。

久しぶりに聴いたけど、腕利き揃いのメンツを得て、スティルスのロック~ブルース~ラテン~ブルーグラスまで幅広い音楽性を刻みつけた名盤。僕の持ってる盤は、大きなポスター大の歌詞が付いてて、オリジナル盤だから、高く売れるかなと思ってたんだけど。スティルスなんてそれほど人気があるわけじゃないから、そんな高値が付くわけないだろうけど。
ともあれ、これはずっと持ってても良いかな。

あぁ「コロラド」が流れてきた。このカントリー・ロックは名曲ですよね。大好きだった。
nice!(0)  コメント(2) 

一枚だけ残ったクラプトン [ポップ/ロック]

IMG_0171.JPG

先日レコードを売りましたが、4月に既に選別してあったんですよ。
でも持っていく段になって、やっぱ残しとこうと外した盤がいくつかありました。
エリック・クラプトンの76年作「No Reason To Cry」もそんな一枚です。クラプトンに関しては、デレク&ドミノス「レイラ」を以前はCDで持ってましたが、もうずっと前に処分してしまいました。クラプトンには全然思い入れとかないんですよね。

一曲目の「Beautiful Thing」がリチャード・マニュエルとリック・ダンコの共作で、なかなかの佳曲なんですよ。「All Our Past Times」ではリックもヴォーカルをとってる。そんなことは覚えている。四半世紀ぶりに針を落としてみれば、ディラン作の「Sigh Language」で聴こえてくるのはロビーのギターだ。

これを買ったのはもう四半世紀以上前。特別名盤と言われてるわけでもない本作をなぜ買ったのかといえば、もちろんザ・バンドのメンバーが参加してるから。76年だからラスト・ワルツのちょっと前ってことになりますね。ザ・バンドのメンバーが参加してるアルバムはけっこう探して買ってたな。
もちろん、ロビーがプロデュースしたハース・マルチネスやニール・ダイアモンドなんかも持ってますよ。

なんとなくやっぱり残しておこうかなと。まぁ気分ですよ。
次回は売っちゃうかもしれないけど。
nice!(0)  コメント(0) 

宮沢賢治と学ぶ宇宙と地球の科学 [本]

miyazawautyu.jpg

たまには最近読んだ本の話でも。
僕が普段読む本の8割がたは小説なんですが、月に数冊は違うジャンルの本も読みます。
最近読んで面白かったのが、「宮沢賢治と学ぶ宇宙と地球の科学」という本で、5冊シリーズで「第1巻 宇宙と天体」「第2巻 地球の活動」「第3巻 岩石と鉱物」「第4巻 地層と地史」「第5巻 気象と海洋」となっています。今回借りてきたのは第1巻。

学校の教科書みたいな感じなんですが、それぞれのテーマ別に地学教師でもあった宮沢賢治の作品の文章が引用されていて、それを導入部に学ぶといった構成になっています。
知ってるようであまり知らない宇宙や天体のことを、夏休みの研究をする気分で読みました。これから後の4冊も借りてきて読むつもりです。

本の体裁も素敵なので、5冊組で手元に置いておきたくなる本です。
nice!(0)  コメント(0)