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Today's choice 2019.05.20 [Today's choice]

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今夜はドニー・フリッツの「Prone To Lean」を。
70年代にリリースされたサザン・ソウルの裏方さんによるアルバムの中でも屈指の名盤ですが、久しぶりに聴いて、どっしりと重いドラムと言い、ホーンの響きと言い、あぁなんて美しい音楽だろうと、感慨を持って聞き惚れてしまった。

僕が本作を知ったのは90年代の名盤探検隊の再発シリーズでだったので、もちろんリアルタイムで接したわけじゃないけど、音楽ファンとしての僕はこんな音楽から始まっているんですよ。しばらくこういう音楽を頻繁に聴くところから遠ざかっていて、ひさしぶりに聴くと思いめぐらすこと多々あります。
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Just The Way You Like Itのリミックスについて [ひとりごと]

ひさしぶりにThe S.O.S. Bandでも聴こうかなとレコード引っ張り出した。
一番好きな84年の「Just The Way You Like It」。
そういえばこのアルバムのCDにはタイトル曲のリミックスが収録されてたなと。
オリジナル自体結構長くて7分くらいあるんだけど、リミックスだと9分以上あって、80年代は12inch全盛だったからな。

メリー・デイヴィスのクールなヴォーカルが映える次第に熱を帯びていき、ミディアム・グルーヴにじわじわと絡めとられていく。それを味わうには長い方が気持ち良し。

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Blank Marqueeについて [ひとりごと]

ひと月前ほど前のYunaのシングル「Forevermore」もよかったけど、新しい「Blank Marquee」も素晴らしく良い。
こうなったらもうアルバムだろうって思ったら、やはり7月に新作「Rouge」が控えてるそうで、もう傑作の予感しかしませんよ。

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これ以上ない極上のネオ・ソウル [R&B/JAZZ/etc]

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先行シングル「Sent from Heaven」が素晴らしい出来だったので、期待していたラサーン・パターソンの8年ぶりの新作「Heroes & Gods」。これが期待以上の傑作ですよ!
一曲目の「Catch Me When I Fall」の歌いだしの歌声はちょっとスモーキー・ロビンソンを思い出させる。そんな風に一曲ごとにさまざまなソウルの先達の名前が思い浮かぶ。

前作は「Bleuphoria 」はプリンスにマニアックに入れ込み突き抜けた異形のエレクトロ・ファンク作だった。以前のアルバムはネオ・ソウルにそれほど入れ込まなかったせいかチラッとしか聴いたことないんだけど、ディアンジェロやマックスウェルと比べると小粒と言うか、どこか器用貧乏というほどではないにせよ、70年代ソウルをなぞってる感が強い印象だったんだよね。

でも前作あたりから自分の味も出せるようになったというか。
前作のネタはプリンスだったけど、プリンスになりきった挙句に突き抜けたみたいなとこらが面白い作品だった。
この人はディアンジェロやマックスウェルのようなイノヴェイターじゃない。かといって職人肌というのとも違う。
これまでのマーヴィンだったりスティーヴィーだったりプリンスだったり先達に帰依したような作品作りが肥やしとなって、そこで得た妙薬?もしくは秘伝?のようなものを得た今、自身のオリジナル・ソウルを創造しえるようになった。
って感じ?かな。

脇目もふらず自身のソウル・ミュージックを磨き上げてきた。ここにはその自信が漲っている。もう誰のものでもない。そうこれこそ言葉通りのネオ・ソウルじゃないだろうか。
時間をかけてこれ以上ないくらい磨き上げられた極上のネオ・ソウル。聴くほどに味わが増す。ご賞味あれ。

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Just For Me について [ひとりごと]

2か月くらい前の「Love Theory」もよかったけど、最近リリースされた「Just For Me」はさらに良い。今月末にカーク・フランクリン新作が出るんですね。
こうたて続けてシングルがでるんだからアルバムなのは当たり前か。
楽しみ。

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歌い方の変化について [ひとりごと]

ちょっと前ですが、日曜にひさしぶりにサンデー・ソングブックを聴いてたら、裏声特集ということでスタイリスティックスやフランキー・ヴァリなどがかかってました。

その時に山下達郎さんが、最近ソフトに歌う人に対して批判する人がいるけれども、音像によって歌い方は変化していく。録音の変化によって歌のニーズも変わっていくんだ。
というようなことを話してました。

それを聴いてあぁなるほどねと思いました。
最近のシンガーはR&Bとかでもあまり歌い上げる人が少なくなりましたよね。
ラップにしてもマンブル・ラップとかいうんでしたっけ?もごもごいうやつ。90年代くらいのラッパーからはもっとはっきりラップしろよ!とか言われちゃうやつ。

録音・音像の変化によって、大きな声で歌わなくてもよいというか、柔らかく歌うことによって生まれるものがあるんでしょうね。ラップだってもごもごラップしたってちゃんと聴こえるんだし。


と、途中まで書いてほっぽいてあったこの記事。
ジェネイ・アイコの新曲を聴いて改めて思いだしました。
この人の歌い方なんてまさにそんな感じですよね。普通に話すのと同じトーンで歌われる歌。クルーナーとかそういうのとは違うソフトな歌唱法。iriなんかもそういう感じなんですよね。

最近の音楽はR&Bなんか特にそうですけど、生の楽器じゃなくて、パソコンで作られるというか、デジタルに取り込まれた楽器の音で作られるから、音自体が楽器による空気の振動とは違う響き?があると思うんですね。聴く方だってみんなスマホとかで聴いてるわけで。

そういう音像に合う歌い方なんでしょうね。
ちょっとまとまりのない文章になってしまいましたけど。


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ヴィブラフォンの新しい夜明け [R&B/JAZZ/etc]

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なーんて大袈裟なタイトルつけちゃったけど、一聴すると普通のジャズ。
いまどきこういうモダン・ジャズなアルバム聴くのも久しぶりだな。最近のジャズ王道であるヒップホップを通過したジャズに食傷気味だったので、新鮮。

若干23歳のヴィブラフォン奏者ジョエル・ロスのデビュー作「KingMaker」。
ブルーノートからってこともあるのかジャズの王道なスウィングに心も身体もウキウキ。
とはいえ良く聴けば、いや良く聴かなくても2019年のジャズらしい刻印がそこここに。アルト1管のクインテット編成。グレッチェン・パーラトの歌もあり。

もうすぐヴィジェイ・アイヤーと来日するジェレミー・ダットンのリズムを細分化していくようなドラムにロスのハーモニーが平行移動していくヴァイブが絡み、イマニュエル・ウィルキンスのアルトが煽情的にブロウする。アンサンブルに重きを置きながら個々のプレイの自由さも確保している作曲術といい、アルバム全体を貫くスピード感といいやっぱりこれは現代のジャズ。

全13曲中、インタールードのベース・ソロ以外はすべてロスのオリジナル。どの曲も曲自体が魅力的なんですよね。あからさまな新しい意匠が施されてるわけじゃないんですけど。
グレッチェン・パーラトが歌う「Freda's Disposition」はロスのヴァイブと共にすかし絵をライブ・ペインティングで描くよう。

実のところ僕はあまりヴィブラフォン奏者のリーダー作って聴いたことないんですよ。
今年はジャズではチューバのテオン・クロスが一番のヒットでしたけど、こちらもそれに並ぶヒット作になりそう。どちらもジャズの花形ではない楽器なところが現代ジャズの隆盛を伝えてくれているってことなんでしょう。今後が楽しみな大器による爽快なデビュー作です。
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ミーントラーについて [ひとりごと]

昨日のタイフェスでほんの少ししか聴けなかったミーントラー。
こういうの聴くと、やっぱりちゃんと聴けなかったのは残念至極。
次いつ来るかわからないからなぁ。

まだデビューしたばかりでカバーばかりみたいですけど、瑞々しいですよね。
何より耳に心地よい歌声です。
アルバムを楽しみに待ちたい。

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バーンイェン・ラーケンを見る [イベント]

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今日はタイフェスでバーンイェン・ラーケンを見てきました。
モーラムの女王ですからね。
まだ午前中でしたけど、良い天気に恵まれたせいか人出は最高でしたねぇ。まぁ人が多すぎて疲れましたけど、タイの伝統舞踊の後に登場しました女王様。

貫禄たっぷりに2曲歌ってくれましたが、ちょいオフマイク気味で歌が聴こえなくなったりで残念。その後に若いイケイケの女の子が出てきて盛り上げてくれました。
娘のキャンディ・ラーケンだそうで。最初はイケイケすぎてなんだかなぁと思ってたんですが、この娘がかなり良かったんですよね。

とにかく場を盛り上げようと一生懸命に歌って踊って、客席に降りて行って客と写真を撮ったりと、なんだか感動しましたね。これですよ。やっぱ大衆芸能ってのは。
最後はバーンイェン・ラーケンと共にノリノリでモーラムの神髄を垣間見せてくれるようなパフォーマンスを見せてくれて、これだけで来たかいあったと思いましたよ。

一旦中座した後、また午後1時半くらいからのグラミー所属歌手たちによるライブを少し見ました。着いた時にはちょっと注目していたミーントラーのライブが終わるところで残念。最後の歌ってたのは数年前パオちゃんとタカテンが歌っていたあの大ヒット曲でした。
その後のイットによるおばちゃん大熱狂のライブを唖然として眺め、マータンの正調バラードをバックに帰路につきました。

バーンイェンは良かったけど、娘のキャンディが良かったなぁ。
特別歌が上手いわけでもなく親の七光りかもしれいけど、芸人根性にほだされました。
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七つの会議 [映画]

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中堅メーカー・東京建電で起きた、課長のパワハラ騒動。それを訴えたのは、部下のぐうたら係長・八角だった…。「働く事」の正義とは?組織の秘密と闇に迫った企業犯罪エンターテインメント!

福澤克雄監督:七つの会議
先日に続いてこういうのもたまにはいいかと思い見たのが間違いだっと開始10分で思い知る。ストーリーとか俳優の演技とかの問題じゃなく、ありとあらゆることがセリフで説明され、演出は人口調味料により過剰に味付けされたギットギトのジャンクフードのようで、見ている者は一切の想像力を必要としない、というか想像力を奪う作品でした。そもそも物語も想像の範囲内で、これ見て世のサラリーマンは身につまされたり痛快感を味わったりするんだろうか。しないだろ。やっぱりテレビ出身の監督ってほんとダメだな。テレビが映画をダメにしていく見本のような愚作。いやゴミ。
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