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元祖ブギーの姉御の華麗なる帰還 [R&B/JAZZ/etc]

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本日リリースのチャカ・カーンの11年ぶりの新作「Hello Happiness」。
前作は聴いてない。でもこれはいいんじゃない。
昨年のシングル「Like Suger」が最高だったので期待してた。今年に入ってからのタイトル曲も良かったし。

チャカってザ・シンガーな人なせいなのかライブ活動ほどにはアルバム制作には熱心じゃないですよね。
さすがにチャカだけに今流行りのトラップ風味なんてことはありません。今回はイギリス人によるプロデュースでノーザン・ソウルの伝統があるからなのか、ディスコを現代的に解釈した、っていうかこれもひとつの流行りですけど、今言うところのブギー路線ですね。うねるベース・ラインが快感です。

チャカは80年代以降はあまり時代と上手くハマった活動をしてこなかった印象がありますけど、今回は結構ハマってるんじゃないでしょうか。
ブルーノ・マーズが80’s路線でヒットを飛ばしたり、マーク・ロンソンとかあのあたりの感じと直結する気がする。っていうかチャカがそういう音楽の元祖であるわけで。
なにげにラテン・ファンクな「Like A Lady」に悶絶し、キャバレーR&B?「Too Hot」のどすこいな歌声に痺れ、ダビーな「Isn't That Enough」の酩酊感にほろ酔い。たった7曲、30分に満たない短さですけど、ギュッと密度の濃い仕上がりに文句なんてありません。まぁ1曲くらいメロウなバラードがあっても良かったけどね。快作ですよ。

元祖ブギーの女王。いや姉御の華麗なる帰還と言いたい。
それにしてももういい年だよねチャカって。でも声が全然衰えてない。
楽器としての声の強靭さに恐れ入ります。

これダウンロード購入したんですけど、800円なんですよ。
すっごい短いとはいえ、やっすいなぁ。シングル「Like Suger」を購入していたせいで、550円でした。CDの半額以下なので、こうなるともう迷いなくダウンロード購入になっちゃいますね。
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