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ナチュラル・メイクのポップ・クイーン [ポップ/ロック]

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iTunesストアを覗いたらクリスマスだからなのか、売れ筋の期間限定セールをしてた。ぜーんぶ1300円以下ってことで、ダウンロードでもそういうことするんだな。歓迎歓迎。エラ・メイも千円ぽっきりだ。

最近はヒップホップに興味があるのでニッキー・ミナージュやトラヴィス・スコットあたりいっちゃおっかなぁと思ったんですが、結局アリアナ・グランデなんか買っちゃいました。
結局そこかよ!って話ですが。でもニッキー・ミナージュもいるし。
なんか普通のイマドキなポップスが聴きたかったんですよ。
ほんとはJ-POPあたりで欲しかったんだけど、見つからなかったので。

スポティファイでは各国で今よくストリーミングされている曲のランキングを見ることができますが、ここ最近はずっとアリアナの「thank U, next」が世界中で良く聴かれてて、良い曲なんです。最近出た「imagine」もチルウェイブど真ん中で良いんですよね。
そんなわけで個人的にアリアナ株が上昇中だったのもあり。

アリアナって90年代にマライアがいたポジションに今いる人ですよね。
ポップ・アイコンっていうか。可愛いしブロードウェイの子役出身ってことで歌唱力も確かで、マライアばりのハイトーンも聴かせたりするし。

この「Sweetener」も良いアルバムなんですよ。
半分くらいがファレル・ウィリアムスの仕事で、今頃ファレル?って気もしますが、新しすぎないポップが良い感じ。その他のマックス・マーティンあたりの仕事も安定感ある仕上がり。
冒頭アカペラで短い一節の「Raindrops (An Angel Cried)」をイントロダクションに、ミディアム・グルーヴが心地よいファレル自身も参加の「blazed」、ニッキー・ミナージュのラップもクールな「The Light Is Coming」、浮遊感漂うレゲエ風味な「R.E.M」と。派手過ぎないのが私好み。
そんなイマドキな曲のせいで「no tears left to cry」のような王道も一層映えるわけです。
ただひとつ「Thank You, Next」が入ってないのが残念だけど、それはアルバム後のシングルなんだからしょうがない。

アリアナといえば昨年だったかのテロ事件ですが、とりたてて政治的なことに関心がなかったとしてもあんなことが起きれば動揺しますよね。天地が逆様になるような経験をしても自分らしくってことかな。このジャケは。
2018年グローバル・ポップ一番のポップ・クイーンの新作はナチュラル・メイクが美しい快作です。最近のシングルも買うか。

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