Apple Music Playlist 2018.04.10 [Astral's AM Playlist]
Apple Music Playlist 2018.04.09 [Astral's AM Playlist]
Mario Canonge & Michel Zenino:Quint'up
このタイトル、クインテットに引っ掛けてるのかな。フロント2菅編成のベーシストとの双頭クインテット。マリオ・カノンジュは名前は知っていてもちゃんと聴いたことなかった。冒頭ごく普通のモダン・ジャズ?このアルバムはどちらかと言えば普通のジャズ的な演奏が多め。でも2曲目「Calypsonge」はタイトル通りカリプソ風味だし、どの曲も良く聴けば、演奏の其処ここにクレオールのエッセンスが溶かし込められている。ベース以外はカリブ周辺出身者なのかな。一聴ごく普通のハードバップ風味ながら、サックスもトランペットも新鮮に響かせているのはクレオールのエッセンスが下敷きにあるからなのだろう。粒立ち鮮やかに転がるピアノのフレーズにも滋味深い味わいが潜んでいる。何度か聴いてみないと味わ尽くせない魔法がここにはあるよ。
blank13/オリエント急行殺人事件 [映画]
ひさしぶりに続けて映画を2本みる。
図らずも俳優が監督した作品2本になった。
齊藤工監督:blank13
映画としてはよくある物語。画的に美しいシーンもある。役者も上手い。細かいディテールを丁寧に積み重ねているのはよくわかるが、それだけでは普遍的な物語にならない。だからこそ映画的な嘘が必要で、監督自身もわかっているが、それが技術的にまったく追いかずちぐはぐな印象。イタイ演出が続き、70分と短い作品ながらえらくながーく感じた。ただただ拙作。でも意欲は買いたい。最後に流れる笹川美和の歌声が静かに耳に残る。
ケネス・ブラナー監督:オリエント急行殺人事件
オールスター・キャスティングで名作ミステリーを今に。物語はさすがの名作ですが、映画として描くには尺が足らないような。そもそも映画向きのストーリーじゃないしね。有名俳優の顔見世興行のようでギャラの無駄遣いだな。前半は眠くなった。可もなく不可もなし。この名ミステリー、過去の作品で上手く映画化したのがあるのかしらん。
図らずも俳優が監督した作品2本になった。
齊藤工監督:blank13
映画としてはよくある物語。画的に美しいシーンもある。役者も上手い。細かいディテールを丁寧に積み重ねているのはよくわかるが、それだけでは普遍的な物語にならない。だからこそ映画的な嘘が必要で、監督自身もわかっているが、それが技術的にまったく追いかずちぐはぐな印象。イタイ演出が続き、70分と短い作品ながらえらくながーく感じた。ただただ拙作。でも意欲は買いたい。最後に流れる笹川美和の歌声が静かに耳に残る。
ケネス・ブラナー監督:オリエント急行殺人事件
オールスター・キャスティングで名作ミステリーを今に。物語はさすがの名作ですが、映画として描くには尺が足らないような。そもそも映画向きのストーリーじゃないしね。有名俳優の顔見世興行のようでギャラの無駄遣いだな。前半は眠くなった。可もなく不可もなし。この名ミステリー、過去の作品で上手く映画化したのがあるのかしらん。
Apple Music Playlist 2018.04.07 [Astral's AM Playlist]
Apple Music Playlist 2018.04.06 [Astral's AM Playlist]
Moon:Kiss Me
首筋の美しさが目を引くジャケ。韓国出身のシンガーによるコンテンポラリー・ジャズ・アルバム。プロデュースの伊藤ゴローがこの作品のカギ。スタンダードな意匠を使いながら新鮮なアルバムに仕上げていて、ラリー・クラインばりのその手腕は見事。ジャズ&ポップス・スタンダードを中心にクール・ビューティな歌声が魅力的に響く。ラストは橋幸夫の「絆」。この曲は韓国語でカバーされたものが韓国でもヒットしたとか。それをピアノだけをバックに。あえてのそのアレンジなんだろうけど、こういう曲こそ他の曲同様、洒落たアレンジで聴きたかったな。まぁそれは好みの問題で、ラグジュアリーでアダルトな魅力あふれる極めて質の高い作品です。