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アケイディアの流木のシンセのこと [ポップ/ロック]

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調布の図書館の本館にはレコード・コレクターズが置いてあります。
今日行ったら置いてあったので、パラパラっとめくってみたんですが、高橋健太郎氏の連載の中で、ザ・バンドの「アケイディアの流木」が言及されていました。
その中で、氏はガース・ハドソンはピッコロを吹いていて、シンセサイザーは弾いてないと書いてあったんですね。氏の言う通り、確かにクレジットにはガースは「accordion & piccolo & chanter」となっていて、シンセのクレジットはないんです。でもこれ僕はずっと前から間違いだと思ってます。間違いというか誤記というか。

なぜってシンセの音が聞こえるんですよね。
僕は「Northern Lights-Southern Cross」は今でも頻繁に聴くし、iPodでイヤホンで聞くことも多いので、クレジットにはないけど、シンセ入ってるよなぁとずっと思ってました。こういう楽器やミュージシャンのクレジット漏れというか誤記ってたまにありますよね。まぁ僕のようにクレジットを細かに確認するような人以外、誰もそんなこと気にしてないでしょうけど。

一応該当箇所を示しときましょう。
たぶんヘッドフォンとかで聴かないと分かりにくいかもしれないけど、最初のサビの直前(1:02)からはいってくる左のスピーカーから聴こえてくる短いフレーズ、サビの間、歌の合いの手のようにずっと入るフレーズがありますね。これはシンセの音でしょ。
その音はサビが終わると急に低音に変化して(1:25)、右から聞こえるピッコロの音の背後に隠れるようにずっと鳴っていて、後半はピッコロのフレーズに呼応するようにヒャラララ~っと。

もう一か所。
2番のサビが終わると、右からはアコーディオンが聴こえてきますが、そこにかぶさるようにまたシンセの音が聞こえます(2:58)これも明らかにシンセの音ですよね。

他にもあるかもしれないけど、はっきり確認できるのはこの2か所です。
僕の持ってる2001年のボーナス・トラック入りのリマスター盤には、そもそも楽器のクレジットがないんですけど(レコードだと厚紙の内袋に記されてます)、ブックレットにレコーディング時のこの曲のトラック・シート?って言うんですか?なんていうか知りませんが、載っていてそこにドラムとかベースとかあるんですが、TRACK13がARPとあります。

僕はこのアルバムでのガースのシンセ・サウンドにずっと魅せられていて、ガースにはこういうアーシー&スペイシーな?シンセサイザーを聴かせるアルバムを作って欲しかったんですけどね。
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コメント 2

bunboni

はい。ぼくもこれ読んで、なに言ってんだ?と思いました。
「Northern Lights-Southern Cross」は、ガース・ハドソンがシンセを含む鍵盤類で24トラックのうち8トラックも占有してレコーディングした作品ですよ。高橋氏はあの曲の鍵盤の音を、アコーディオンで作ったとでも言うんでしょうか。トンデもですね。 
by bunboni (2022-04-18 21:47) 

Astral

bunboniさん

僕も百歩譲ってアコーディオンにエフェクトかけたって可能性もなくはないか、なんて思ったりもしましたけど。ないですね。
by Astral (2022-04-18 22:20) 

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