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多様な音楽性を広く開陳 [R&B/JAZZ/etc]

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昨今のジャズは百花繚乱で、聴くのが追いつきません。
楽しみにしていたネイト・スミスの新作「Kinfolk 2: See The Birds」がリリースされました。
タイトルからうかがえるように、前作の続編みたいです。

昨年の「Light and Shadow」はストリング編成も用いたコンポーザーとしての側面を強く打ち出したEPでしたが、今回はさらに自身の多様な音楽性を広く開陳したかのような作品に仕上がってます。
ジョエル・ロスやレジーナ・カーターのようなジャズ畑からだけでなく、ストークリーやブリタニー・ハワードをヴォーカルに迎えた曲もあって、コンセプトに沿って物語るような映像的な曲想は作曲家としての力量を存分に振るってます。

スキャット・ヴォーカルをフィーチャーした「Altituude」はジョエル・ロスのヴァイブも加え、ちょっとブラジルっぽい?先行公開されていたラップも交えた変拍子ファンク「Square Wheel」は悶絶級にカッコいいし、メドレーのように続くフリースタイル・ラップ・ナンバー「Band Room」もネイト・スミスの爽快なドラムが堪能できます。
自分はロック畑でなくR&B畑で育ったから、チャック・ベリーもジミヘンも知らなかったというが、ヴァーノン・リードがギターを弾く「Rambo:the vigirante」は切迫感に圧倒されるジャズ・ロック。

おおっという驚きはないけど、バラエティに富んださすがの安定感ある力作です。
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