SSブログ

ホレス・シルヴァー・ラテン化計画 [R&B/JAZZ/etc]

latinsideofHS.jpg

コンラッド・ハーウィグのライフ・ワーク?プロジェクトの最新盤はホレス・シルヴァーを取り上げた「The Latin Side of Horace Silver」。一番最初の96年作「the latin side of john coltrane」は1月にこのブログで取り上げたばかり。あれは単にコルトレーンの曲をラテン・アレンジでやったというだけじゃない名盤だったな。
あれはスタジオ録音でしたが、以降のアルバムはライブ収録したもので、本作もそう。でも正直、どれもラテン・アレンジを施したという以上のものではなかったと思う。「Kind of Blue」を丸ごとラテン化したのなんかかなり聴きごたえはあったとはいえ。

僕はホレス・シルヴァーにあまり馴染みがなくって、曲もよく知らないんですが、唯一聴いたことがあったのが先行公開されていた「The Cape Verdean Blues」で、それを聴いて今回もその先例から外れることはないかなという印象を持ってました。
早速頭から聴いてるわけですが、まぁその通り。でも思った以上に良いんですよこれが。ライブらしい熱のこもった演奏が熱い。ビル・オコネルやロビー・アミーン、リッチー・フローレスなどパーッカッションを含むリズム隊にフロント4管、数曲ミシェル・カミロが客演しています。

ホレス・シルヴァーはラテン~アフロ的なアルバムも残してるみたいなんですが、ここで演奏される曲も、おそらくオリジナルより一層アフロ・ラテン度が高い本格派な演奏になってるんだろうと思います。
聴いておぉ!っと思うような斬新な仕掛けが施されてるわけではないので、もうひとアイデアあればなぁ。コルトレーン盤にはそれがあったんですけどね。
でもラテン・ジャズが好きなら十分楽しめる力作にはなってると思いますよ。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。