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ROMA/ローマ [映画]

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政治的混乱に揺れる1970年代のメキシコ。先住民族出身のひとりの若い家政婦と、その雇い主一家の日々を美しいモノクロ映像で紡ぐ物語。監督自身の幼少期の体験を交え、鮮やかに、かつ感情豊かに描き、本年度アカデミー賞で作品賞を含む同年度最多タイの10部門にノミネート。

アルフォンソ・キュアロン監督:ROMA/ローマ
ネットフリックスで公開された話題作。なぜか下高井戸シネマでやってたので見に行く。今時珍しいくらい映画的な映画で、こういうのがネットフリックスで作られるということに色々思いめぐらすこと多々。評判通りの素晴らしい作品で、モノクロの映像も美しく、クライマックス?の後半、海でのシーンは圧倒的でした。映画を愛する人のための美しき傑作。
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コメント 2

シャケ

見応えありましたよね。なぜかイオン系列で上映したようで、郊外まで行けず自分はスクリーン鑑賞は逃してしまいました。モノクロの吸引力が凄くて、当時の情勢を知るほど感慨深いものもありそうです。当初、お手伝いさんへのオマージュ物語という趣向説明で、どこも出資してくれなかったらしいです。

ギレルモもそうですが、このクラスの名監督でも現政権次第でフィルムが廃棄させられたりするリスクがあり、国立自治大学で旧作保管されているとか。
by シャケ (2019-06-02 12:39) 

Astral

シャケさん

昨夜帰宅後、シャケさんのレビューをチェックしたところでした。日本のような製作委員会システムでは作りようのない映画の良心のような作品ですよね。
クライマックスの海のシーンは主人公と共に海に入っていくような錯覚もする音響を含め、映画館ならではの醍醐味を味わえました。
何の説明もないので親切な作品ではないですけど、あの頃自分は何もわかってなかったという監督自身の感慨もあるんでしょう。もう一度見返したい作品です。
by Astral (2019-06-02 18:39) 

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