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見かけよりも純なエモーション [R&B/JAZZ/etc]

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身体中タトゥーだらけのシンガー、ケラーニ。
先行シングル「Nights Like This」「Butterfly」が良くって、この新作「While We Wait」、ミックステープらしいけどを楽しみにしてました。一昨年の1stをちょっと聴いてみると、見てくれとは裏腹にけっこう正統派なR&Bなんですね。

トラップ時代のR&Bらしいグルーヴの向こうに、ほの暗いエモーションがゆらゆらと立ち上ってくる。アリアナのアルバムは大好きなんだけど、メロウな曲があったらよかったなと思ったりしてて。彼女はかわいらしい感じなんで、静かな曲でもメロウな情感はあまりないんですよね。これはまぁ別に不満というわけじゃなくて、ただのないものねだりですけど。

それでこのケラーニですけど、アリアナより年下のまだ23歳だけど、メロウな色っぽさはこちらの方があります。悪いこともいっぱいやってきたおかげで、痛い目にもたくさんあってきた。恋の痛みも人並み以上に味わってきたわよ。みたいな。

強がって斜に構えていながら、若さゆえの激しさと脆さが歌の中で見え隠れする。そんなところに惹かれます。見かけよりも純なエモーションを持ったシンガーです。

この曲のサンプリングが気になる。
たぶん古いSP音源だと思うけど、フィドルみたいな人の声?古いブルースとかフォークみたいながとても印象的に使われてます。

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