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まだ蕾のFlower [ポップ/ロック]

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最近、Flowerのシングル「Blue Sky Blue」がやたらと気に入っちゃって、Youtubeで何回も聴いてるうちにFlower熱がグッと高まってきました。
そんなところに、2014年1月リリースのFlowerの1st「Flower」をタイミングよくゲット。
一曲目の「Still」の歌い出しが鷲尾伶菜だとは思わなかったなぁ。彼女の特徴であるしっとりと濡れたような声じゃなかったから。YoutubeでPVを見てようやく彼女だということがわかったくらい。
裏ジャケを見てPマークの後に2011, 2012, 2013, 2014とあるのを見てあれ?調べてみるとデビューの2011年10月から2013年12月までのシングル収録の曲がカップリング曲も含めて13曲中11曲も収められているから。ファースト・アルバムとは言ってもアルバム制作用に録音されたアルバムじゃなくて、この時点でのシングル集みたいなものなんですね。一曲目に収められたのはデビュー曲。2011年だから鷲尾玲奈はじめメンバーはまだ全員10代。市來杏香なんてまだ14歳だ。

曲順を発売順に変えて聴くと彼女たちの成長がよくわかる。
ちなみにFlowerはダンス・パフォーマンスだけの4人組で活動を開始し、すぐにオーディションで5人を加え9人でデビューしたらしい。その後一人が脱退し、本作の時点では8人組で歌を歌うのは鷲尾玲奈、市來杏香、武藤千春の三人。でもこのアルバムではほぼ鷲尾伶菜と武藤千春のふたりがメイン・ヴォーカルみたい。
それはともかく2011-12年あたりの曲は三人ともまだ歌が硬い。とりあえず一生懸命歌っているって感じ。歌にふくらみがないので、バラードはただただ沈鬱な表情で覆われてしまう。「恋人はサンタクロース」なんてクリスマスのウキウキ気分が微塵もない。リラーックス!って言ってやりたくなる。正直ボケっと聴いてるとどれが誰の声だが聴き分けができないな。
でも2013年のシングル「太陽と向日葵」あたりになるとだいぶ歌がこなれてくる。というかノドが出来てくるというか。声が出てくる。
やっぱり鷲尾伶菜がこのグループの肝ですね。彼女のしっとりと濡れた歌声がこのグループの魅力といって過言でない。その濡れた声がようやく2013年あたりから聴こえてくるようになる。

じっくり聴けば丁寧にプロデュースされているのはよくわかるし、曲自体も悪くない。「YOUR GRAVITY」とかアップも魅力的だし。本作のために録音された松尾潔プロデュースによる「To Be Free!!」はシェリル・リンねたが楽しい。曲のポテンシャルをまだ全然引き出せてなくて躍動感に乏しいのが惜しいけど。

CDだけ聴いてると3人組みたいなもんなんだけど、本人たちにとっては踊ってるメンバーもやっぱり重要なもんなんだろうか。見てる分にはかわいい女の子達がひらひら踊ってるのを見るのはそれなりに楽しいもんだけど。とりあえず本作ではまだ花は蕾のままかな。

武藤千春の声は鷲尾伶菜とは違った力強い声でこれはこれで二人の対比としてよかったんだけど。このあと彼女は脱退しちゃうんだよなぁ。

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