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近所の兄ちゃんが奏でるマンデ・ポップ [アフリカ]

MOH! KOUYATE.jpg

ジャケの帽子&カラフル・シャツで軽くジャンプする姿や名前に!マークが入ってたりするユーモア漂う雰囲気。これが2枚目らしいギネア出身のシンガー、モオ!クーヤテの「LOUND (UN JOUR)」。
でてくる音はごく普通のマンデ・ポップだけど、サリフやバコ・ダニョンのような重厚さや歴史を感じさせる重みみたいなのは無いかわりに、近所の兄ちゃんがすぐそこの街角でギター爪弾きながら歌っているような、フットワーク軽い歌声がこの人の魅力だな。

若いミュージシャンらしくギネアの自国のレジェンド、ベンベヤ・ジャズやオスマン・クーヤテなどからも多くのインスピレーションを得つつも、ロックやジャズなども取り入れグローカルに収束しない開かれた感性がこれからを期待させる。

「ある日」というタイトル。グリオの歌う古の物語でなく日常のスケッチのような歌が並んでいるのかもしれない。強烈な磁場を発する音楽ではないかもしれないが、ゆったりゆっくり空気を暖め自然と体を揺らせてくれる心地よさがある。何より本人の引く達者で小気味いいギターがいい。歌いながら弾く人らしい歌の「相の手」的な歌うギター。
気持ちのいいポップ・センスもあり、ヴァンサン・セガルのチェロをバックにピエルス・ファッシーニとデュエットする曲など二人の歌心が柔らかな木漏れ日のごとく広がっていく。

ライブはかなりよさそう。スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドあたりで呼んでくれないだろうか。

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