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マチート・イズ・ザ・キング! [ラテン]

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最近なぜかマチート・ブームです。
今までだってマチートは好きだったけど、それほど聴きこんでもこなかった。
ミゲリート・バルデスとの共演ではやっぱりミゲリート中心に聴いてたし、キューバ音楽として聞くと鋭角的すぎるので、それほど重要な人としてとらえてなかったと思う。ちょっと単調だとも思ってたかも。
でも最近ラテン・ジャズをあれこれ聴いたあとにマチートを聴くと「なんてカッコイーんだ!」と改めてというか今頃ようやく気づいた次第。

先日、エル・スールでマチートのCDを持って店長にいろいろ訊ねたら、「マチートは基本駄作はないんですけど」言いながら、ネットで調べて「これをとりあえず聴くといいです」といわれたのが48-49年にノーマン・グランツ・プロデュースで録音した音源を集めた「Mucho Macho」。廃盤みたいですけど、ヤフオクで1000円でゲットできました。
既に持ってるすぐ後の50年前後の音源を集めた「Mambo Mucho Mambo」同様サイッコーのニューヨーク・ラテン・サウンドが聴ける。すべての音が屈託なく活き活きと鳴っている。
以前思ってたキューバ音楽として聴くと鋭角的すぎるという感想は、これはキューバ音楽じゃなくてニューヨーク・ラテンとして聴くべき音楽なんだとようやく合点がいった。
いってみれば抜き差しならない大都会ニューヨークの夜を享楽的に彩るダンス・ミュージック。クラブ・ミュージックにも通じるような闇雲な舞踏音楽。ニューヨーク・ラテンの王様。そう聴けばこの鋭角的な音も納得がいく。

このエキゾチック・ルンバは最高にインチキでクールですな。

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えすぺらんさ

ご存知かも知れませんが晩年のマチート楽団には日本人トランペッター大野俊三さんが参加しています。ハイチのジェット・エクスのアルバムにも数枚参加しています。当時のニューヨークのミュージシャンの交友関係を想像するとわくわくします。
by えすぺらんさ (2014-07-08 21:31) 

Astral

えすぺらんささん

>ご存知かも知れませんが晩年のマチート楽団には日本人トランペッター大野俊三さんが参加しています。

大野俊三が70年代にNYで活動していたのは知っていますが、マチート楽団に参加していたとは全く知りませんでした。日本のジャズ・ミュージシャンはあの頃けっこう渡米している人が多かったようですね。
マチートは初期から晩年まで色々聴いてみようと思ってます。
ご教示ありがとうございました。
by Astral (2014-07-08 22:12) 

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