カリビアン・クルーズに誘われて [フレンチ・カリブ]
毎日のぐずついた天気と蒸し暑さ。
それに加え、歯がゆいワールドカップ日本代表の戦いぶりに、何とも煮え切らない気分の毎日ですね。
昨日は結構いい天気でしたが、今日は朝から激しい雨で、うーん・・・・。
そんな煮え切らない気分を爽やかに変えてくれそうな雰囲気を感じてゲットしたのがマルチニーク出身のベーシスト、ティエリー・ファンファンと、北フランス出身のビギン・ピアニスト、ダヴィッド・ファクールによるカリビアン・ジャズ作品「FRERES, FREW」。タイトルは兄弟という意味らしいです。
ティエリー・ファンファンの数年前のソロ作は未聴なんですけど、ラルフ・タマールなんかも参加してかなり歌ものの比重の高いフレンチ・カリブ作だったみたいですが、本作はiTunesに取り込むとジャンルはJazzとなるとおり、基本的にはジャズ作品といっていいと思います。
全曲ふたりのオリジナル。カルテット編成を軸に曲によってギターやトランペットのゲストを迎えて、どの曲も端正な仕上がり。クレオールらしい時に華やか、時に郷愁をさそうようなメロディで気分爽快。
ダヴィッド・ファクールのエレガントなピアノとティエリー・ファンファンの黒子に徹したカリビアン・グルーヴを紡ぐベースが聴き手を優しく波間へのクルーズに誘う。
蒸し暑い夜にこのCDをかければ、すっかり涼しげな風が吹くような爽やかなカリビアン・ジャズ。
この夏、重宝しそうです。
2014-06-22 20:58
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