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王城の護衛者/ラジオのこちら側で [本]

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薩長両藩が暗躍し、攘夷派の浪士たちが横行する、無政府状態に近い幕末の京。新たに京都守護職を命じられた会津の青年藩主・松平容保は、藩兵千人を率い、王城の護衛者として治安回復に乗り出すが、複雑怪奇な政治の術数に翻弄され…。

司馬遼太郎 「王城の護衛者」。
大河ドラマ「八重の桜」を毎週楽しみに見ている。それで興味を持った会津藩主松平容保についての短編。ちょうど今ドラマでやってるところだから新しい発見はなかったけど。読んでてなんともやるせない気分になります。ドラマもね。他に収録された短編も幕末の個性豊かな人物を取り上げていて勉強になりました。

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1974年、テレビやラジオ、ロックやジャズへの未知なる期待が渦巻いていたアジアの国・日本に降り立ったロンドン青年。文化の壁にぶつかりながら、素晴らしい音楽を電波にのせるべく今も奮闘中の著者が、音楽シーンとメディアの激変を振り返り、愛してやまないラジオと音楽の可能性を、今あらためて発信する。

ピーター・バラカン 「ラジオのこちら側で」。
バラカンさんのラジオには本当に今までお世話になってきた。今も毎朝の「バラカン・モーニング」に土曜の「ウィークエンド・サンシャイン」と愛聴してます。

思い出深いのは88年に放送された「What is Soul?」。黒人音楽をかじり始めたばかりだたったので夢中で聴いてた。今でもカセットが残ってる。あと、89年からベイFMで始まった「ベイ・シティ・ブルーズ」。金曜の夜中とゆうか土曜の明け方3時から5時にやってたあの番組、眠くて起きるのが大変だったけど、きっといい曲かけてくれる!と思って聴いてました。今みたいにネットなんかなかったし実際に音を聴けるのはラジオだけだったから、ほんと楽しみにしてたっけ。20年以上前かぁ。

この本はバラカンさんが日本に来て日本社会で四苦八苦しながらも、ラジオへの情熱を失わずにやってきた道のりが暖かく刻まれてます。自分が聴いてきた番組が多いので思い出すこともたくさんありましたね。
ラジオってまだまだ可能性ありますよ。
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