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芸人ボブは絶好調! [ポップ/ロック]

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まったくこのじいさん絶好調だな。
ディランの新作「テンペスト」のことです。
ツアー・バンド+デヴィッド・イダルゴをバックにした演奏は重厚ではなく柔軟で軽やか。
一曲目から思わず足踏みしてしまう軽快なグルーヴが心地いい。

僕が60~70年代の往年の名作を聴くことはもうほとんどない。
「ブロンド・オン・ブロンド」にしろ「血の轍」にしろおそらく20年くらいは聴いてない。
僕は最近のディランが好きだから。普段聴くのは97年の「タイム・アウト・オブ・マインド」以降の作品だけ。
最近のディランのどこが好きかというと、すごく芸人っぽいから。アーティストじゃなくて。
昔のディランを聴くとどうもアーティスティックなエッジみたいなものがうっとうしく感じられて。
こないだの来日ステージもなんか営業っぽいところがよかったんですよ。
毎日半分くらいは曲が変わりながらも、決まった曲数しかやらず、客が求める名曲はきっちり演奏する。衣装もなんか北島三郎みたいで。芸人は営業が命だもの。だからツアーをする。
そんなディランが大好きです。巷の伝説のミュージシャンとか神様とかなんとか・・・違和感があってしょうがない。今のディランは敷居が低いんだから、変に高くする必要ないのに。

スタイルは半世紀以上前のものなのに、とても新しい。
要は入れ物でなくて中身が大事ってわけです。
一曲目の「デュケイン・ウィッスル」のPVはなんともえげつない。
http://www.youtube.com/watch?v=aZRvlitbabk
スプリングスティーンとは正反対だ。ボスの歌が常に聴き手を励まし鼓舞するのに、ディランは常に「人生はままならない」といっているかのようだ。どっちも好きだけどね。

ディランは今が旬。
また日本に来ないかなぁ。

ひげ面のチャーリー・セクストンもカッコいいねぇ。
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