典雅なトルコ、古の都へ [ヨーロッパ]
日曜日はエル・スールへ行った。
先月行ったばかりだから次は秋口にでもと思っていたんだけど。
というのも、100年前のペルー音楽を復刻したちょっとした話題盤(たぶん)、MONTES Y MANRIQUEの2枚組が入荷していて、Youtubeで検索したら何曲か出てきてすばらしかったから、ぜひとも早く聴きたいってわけで。
で、昼下がりに行ったら店内でも流れていて「うーん、いいなぁ」と思ってCD物色しながら聴いていたんだけど、曲の途中でかなりしゃべくり掛け合い漫才みたいなのがあって、ちょっとつらいかもと思い始めてしまったんですね。それを察したのか店長も「これ、ちょっときついですよねぇ」と。
もちろん音楽自体は素晴らしいし、貴重な音源なんですけど、しゃべくりがちょっと多すぎるかなぁ。何回も聴かないかなぁ。でも分厚いブックレットがついた重厚な装丁だったので、そのうち買おうかなぁ。同じペルーのニコメデス・サンタ・クルース 共々。まだ迷ってます。
そんなわけでモンテスとマンリーケを保留にして、せっかく来たのに何も買わずに帰るのもなんなので、あちこちの棚を物色していたわけですが、いまひとつ決め手にかけて、どうしたもんかと思っていたら、ちょうど郵便屋さんが届けてくれたブツの中から店長が「これ、はいりましたよ」と。
それがŞevval Samの新作。
レコオヤジさんが紹介していて、ジャケだけ知ってるだけだったんですがこれ幸いと購入。
2枚組だけど1枚の値段なんでお得です。でも2枚とも38分くらいだから1枚に入ると思うんだけど・・・。
コンセプト・アルバムなのかな。全編アコースティックで、今年はじめに聴いたアスルハン・エルキシと似てる。
年齢的にも同じくらいだと思う。
むこうが名家のお嬢さんのもって生まれた気品ある歌とするなら、こちらは厳しい稽古に耐えて身に着けた伝統歌という感じ。アスルハン・エルキシより甘さ控えめ、演出控えめで清清しいです。両者それぞれの良さがあります。毎度ありきたりだけど、聴いてるとやっぱり典雅なトルコ、古の都へ誘われてしまう。行ったこともないのに。
2012-09-03 20:29
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コメント(4)
>いまひとつ決め手にかけて、どうしたもんかと思っていたら、ちょうど郵便屋さんが届けてくれたブツ
ナイスなタイミングですね。オイラもそれを狙って行ったのですが、はずれました。
>アスルハン・エルキシより甘さ控えめ、演出控えめで清清しいです。
いや~聴くの楽しみです。でも苦労人よりも名家のお嬢さんのほうがすきだからなぁ....
by レコ・オヤジ (2012-09-04 18:51)
レコ・オヤジさん
ナイス・タイミングでお先にいかせていただきましたよ。
ここまで完成度高くなると、あとは好み次第ですね。
それはそうとどうやら噂の?カセ男さんとどうも接近遭遇していたみたいなんですが・・・
by Astral (2012-09-04 21:01)
オイラよりも先にカセ男に遭遇とはAstralさん、強運の持ち主かもしれませんね。彼はいろんな力をくれますから。
by レコ・オヤジ (2012-09-04 21:08)
レコ・オヤジさん
CD物色に夢中で、聞こえてきた店長との会話から察すると・・・という程度で顔も姿もほとんど覚えてないんですが・・・。
エル・スールのお客さんは、みんなワールド達人に見えて、いつも脇のほうで小さくなってしまうんですよ、僕は。
by Astral (2012-09-04 21:30)