一皮むけたカナディアン・シンガーソングライター [ポップ/ロック]
カナダのシンガーソングラーター、キャスリーン・エドワーズの新作「Voyageur」。
ニール・ヤングやトム・ペティ的なロックをやる人。
前作のプロデュースはジム・スコット(TTBやREMなど)でミュージシャンもグレッグ・レイズやベンモント・テンチが参加して一層保守本流の度合いが増してしまって、個人的にはつまらなく感じてた。要するに2000年代以降らしいところは皆無の人だったわけ。
でも凡庸ながらなかなかキャッチーな曲作りとカナダ人らしいヒンヤリとした空気感が気にいってデビュー以来聴いてきた。
で、この新作ですが。
一皮むけました。音にオルタナ感が感じられるようになった。
その原因はプロデューサーのジャスティン・ヴァーノン。
彼のプロジェクトのボン・イベールは昨年大絶賛だったし。個人的にあまり興味はないけど。
でも、ここではプロデューサーとしていい仕事してます。
曲自体は以前と変わらないけど、やっぱり音の質感というか空気感というか。
今って感じ。これまでは日本ではまったく注目されなかったけど、これで少しは聴かれるようになるかも。秀作です。最後の曲にはなぜかノラ・ジョーンズが参加してる。接点あってもおかしくないか。
リード・シングルの「Change The Sheets 」。
http://www.youtube.com/watch?v=LdTF_M-h1J4
2012-01-17 22:27
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