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ヘヴンズ ストーリー [映画]

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家族を殺された幼い娘、妻子を殺された若い夫、復讐代行を副業にする警官、理由なき殺人を犯した青年、その青年と家族になろうとする女性。日常の中に突如あらわれる殺人という怪物。鬼才・瀬々敬久が、得体の知れぬ憎しみが覆う世界に向けて復讐の先にある再生を描ききる、現代の「罪と罰」。

瀬々敬久監督「ヘヴンズ ストーリー」。
4時間38分もある大作。途中15分の休憩もあり。昼下がりに始まり終わった時はとっぷり日も暮れていた。
でも9章立てなので1章あたり30分でけっこうサクサク見れた。
ロケ地が魅力的で、見ているあいだどこだろうと思ってました。

どこか全て終わってしまったところから始まる浮き世離れした感覚のある映画で、テーマがテーマだけにとても重いけれども鬱屈した感じはしなかった。その浮き世離れした感じが民話的神話的なラストに集結していくあたり見事で、単純な赦しとかそういうのではなく映画的でカタルシスがあった。
ただ最後エンディングロールで流れる主題歌が言葉で全てを説明をしてしまうような曲でがっかり。あれは減点対象。
ともあれ見る価値は十分にある力作でした。
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