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父親の影から一歩足を踏み出したアフロビート [アフリカ]

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親父ではなく息子の方でアフロビートに目覚めたので、楽しみにしていたシェウン・クティの新作「From Africa With Fury: Rise 」。チェックしてなかったら、突然リリースされた。

親父のバンドをそのまま率いてるってのもなかなかの玉だけど、今回いいっすよ!
ジャケが往年の親父のアートワークを10年代的にアップデートした感じで
かっこいいのででかく載せよう。
1stではバンド名に「Fela's」って入ってたのがなくなって
もう「俺のバンドだし!」って感じで。

パッケージを開くと二カッと笑うシェウンの顔。
この屈託ないとこも魅力です。
アフロビートをやるグループはたくさんいるけど、どれも歌が匿名的で顔が見えない。
そこらへんこの人は違う。顔が見えすぎるくらいよく見える。
本作では焦って親父の影から抜け出そうとするのじゃなく自然と自分らしい音になってて
一歩親父の影から踏み出した感じ。ぐいぐい迫ってくる。

プロデュースにブライアン・イーノってのもそそられる?所ですが、これがいいほうに転んでます。というか言われなきゃ分かんないですけど。
一つ一つの音が輪郭くっきりなとこが彼の仕業か。

全7曲46分。聴きやすいけど、ちょっとコンパクトにまとまりすぎかな。
ルーズな曲もあるといいのに。次は長尺曲も聴かせてくれよな!シェウン。
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questao

なにやら相当期待できそうな内容です。
バンド名から親父の名を取っ払って「俺のバンドだし!」と言い切ったからには、もうこれは勝負に出たということでしょう。
アフロビートとブライアン・イーノという謎めく因果関係も含め、気になる盤ですね。
そう、ジャケのアートワークも振り切れていますよ!
by questao (2011-04-24 18:01) 

Astral

questaoさん

毎度です。最近の一番のヘビロテ盤です。
親父のバンドをまんま率いてるところは親父へのリスペクトもあると思いますが、けっこうちゃっかりした奴なんだだと思います。イーノに関しては危惧する人もいると思いますけど僕はかなり期待してたので。
このアートワークは親父のジャケを描いてた人らしいですね。
ともかく激しくお勧めしたい直球一本やり盤です!
by Astral (2011-04-24 20:16) 

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