参照すべきは過去の音 [ポップ/ロック]
ラジオで聴いた一曲目の「floating bridge」が気に入って買った。
グレッグ・オールマンのブルース・カヴァー集「low country blues」。
先日とりあげたスキップ・ジェイムスの「devil got my woman」もやってる。
最近はこういうモードなんです。
なんといってもジェイ・ベルローズのドラムがいい。
ベースのデニス・クラウチと繰り出すグルーヴに惚れて購入したようなもの。
だってオールマンのファンだったことは一度もないので。
もちろん主役のヴォーカルも作為ないブルージーさで◎。
ドクター・ジョンのピアノがどこか違う場所から聴こえてくる。
コリン・リンデンのドブロも技あり。
布陣は数年前のBB・キングのアルバムとかさなるところが多い。
この手のブルース・アルバムなんて腐るほどあるはずだけど、本作を幾多あるその他と隔てているのはやっぱりこの音作り。
Tボーン・バーネットって最近絶好調だな。
プロデューサーとして諸手をあげて好きとはいえないけど、この音に対する感覚はすごい。
ただ、「かつての音楽を歌唱・演奏だけでなく音響的にもなぞってるだけじゃないか」という気がしなくもないんだけど。
技術は進化しているのに、音のよさとして参照し目指すのは数十年も昔の音。
決して新しいわけではないこの音楽に、なぜこうも惹きつけられるのか?単に趣味の問題か?
考えながら繰り返し聴いてる。
2011-03-31 22:47
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