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黒くしなるグルーヴのスケッチ [R&B/JAZZ/etc]

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セオ・パリッシュ「SKETCHES」。
この人の作品を丸々ちゃんと聴くのは初めてだ。

漆黒ののたうつ様なグルーヴがでてくるのかと思ったらそれとはちょっと違う。
いや、すごいグルーヴなのは確かなんだけど。
上手くいえないが重さよりも黒くしなるグルーヴというか。
テクノやダブ的な音のエフェクトのせいかもしれない。
ほとんどリズムだけでメロディ要素はほとんどないのに、そのエフェクトされた音色が蠢きながら妙に肉感的なところがエロティックで聴き手を惹きつける。
トーンコントロールが絶妙。
ミックスCDのように曲間がなければもっとよかったのにーと思ったけど、そのおかげでフロア向けでない多彩なリズムも堪能できるのかも。

完成直前で投げ出したような開放感。
アルバムタイトル通り「スケッチ」。
クール。
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コメント 2

アルバイテン

おおー!セオの新作やぁ。僕も先日タワレコで試聴して、欲しいなぁって思っていました。ラリー・マイゼルが参加した曲の混沌っぷりが凄まじかったです。この人の退屈ギリギリのグルーヴは、妙に中毒性が高いですね。一応、この最新作以外はすべて持っているんですが、どれも一緒に聴こえるのに、どれもやっぱり引き込まれるんですよ(笑)。Astralさんの仰る黒くしなるグルーヴゆえ、でしょうねぇ。ちなみにセオで一番好きな曲は、彼のキャリアの中でも異色のヴォーカル・ジャズ曲「サマー・タイム・イズ・ヒア」(2ndに収録)です。
by アルバイテン (2011-02-08 01:04) 

Astral

アルバイテンさん

たしかに中毒性ありますね。
進化してるのかどこかに回帰してるのかよくわかりませんが。
「サマー・タイム・イズ・ヒア」youtubeでさっそくチェックしましたよ。ツボです。無愛想この上ない曲ですけどゾクゾクしますね。
by Astral (2011-02-08 21:00) 

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